2015年02月27日

遺骨の輸送

葬儀会館での忘れ物の中で、常に上位にくるものの一つに遺骨

あります。通夜・葬儀・初七日と終わり、ご遺族の皆様は

安心するのか遺骨を忘れそうになることもしばしばあります。

本来は絶対に忘れてはいけないものなのですが、何しろご来館時は

お持込頂くものではありませんから、そもそも「私の大切な持ち物」と

いう帰属意識がまだまだ芽生えないのは仕方の無いことかも

しれません。

「お客様一番大切なものをお忘れですよ」

とフューネの社員がお客様にお声をかけるとお客様は大抵、

笑われます。

照れ隠しもあり、恥ずかしさもある何とも笑ってごまかすことが

一番の心境なのでしょう。

良く、バスガイドさんがバス旅行終了の挨拶で

「家に帰るまでが旅行ですから」

という注意を私たちにくださいますが、お葬式も家に帰ってお骨を

中陰台(仮祭壇)に安置するところまでがお葬式です。




さて、最近では手元供養永代供養などをお申込み頂く

お客様が増えています。お骨を自分の拠点から離れた遠隔地に

運ばなければならないといった需要が年々増加しています。

以前はお骨を抱いて車か交通機関で運ばなければなりませんでしたが、

今は日本郵便の「ゆうパック」のみで荷物として送ることが

可能です。他の宅配業者では受付をしていませんのでご注意頂きたい

のですが、ゆうパックでは送付状に「遺骨」と記載して送ることが

出来るので安心してご利用頂けます。

ご遺骨は通常の荷物とは違うとは思いますが、荷物として受け付けて

くれることで遠隔地までわざわざ、手運びをする必要がなくなった

ことはコスト的にも非常にメリットのあることだと思います。



鉄道の忘れ物の定番といえば、傘とか衣類ですが、変わったところで

ご遺骨というもの忘れ物として届け出があるそうです。

くれぐれもご遺骨だけは忘れ物の無いようにして頂きたいですね。




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Posted by フューネ三浦 at 08:36 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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