2015年01月30日

火葬場が足りない

1月14日のNHKのニュースの特集で火葬場が足りないことを

取り上げていました。

火葬場が足りない

過去10年で死亡者数が20万人も増えているのに、新設の火葬場は

全国各地で住民の強い反対運動もあり、一向に増える気配は

ありません。現在、日本の年間死亡者数は126万人ですが、

2040年には170万人まで増えるという予測もデータもあります。

現実的に現在でも火葬場の設備の足らないエリアでは閑散期でも

一週間待ち、繁忙期では2週間近く待たなければならないような

ところもあるのです。NHKは「多死社会」という表現を

使っていますが、これからもっとお亡くなりの方が増えていく現状に

民間の葬儀会館のホールは追いついていますが、肝心な火葬場が

追いついていないのです。




火葬場の必要性は誰もが認めるところですが、自分たちの住んで

いる町に出来ることは嫌がる典型的な施設です。

特に都市部では新設の火葬場の建設は多くの住民の反対で

進まないのです。

そこで考えられているのが既存施設の拡張と受け入れ時間の延長です。

既存の火葬場の隣地等に土地のスペースがあれば、新規で

拡張工事をして受け入れ数を増やすことができます。もしくは

友引などで火葬場がお休みを返上して友引でも受け入れをすると

いうこと。

さらに火葬場の24時間受け入れも含めた時間の延長を

考えているところもあるのです。

もしも24時間稼働をする火葬場ができたら、通常の通夜の時間に

葬儀を行いそのまま火葬場に向かうという一日葬も誕生しそうです。

こうなったら今までのお葬式の概念では考えられない新たな価値観

のあるお葬式が誕生するでしょう。



いずれにしても、増えている火葬場需要に官・民一体になって真剣に

取り組まなければ火葬場不足で多くの国民が困ることになるのです。













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Posted by フューネ三浦 at 08:27 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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