2014年10月01日

失言

相変わらず政治家の失言がニュースで話題になり、発言の取り消しや

陳謝をする光景が無くなりません。公人という立場である以上、

一般の方とは違い一言一言が注目され、本来の意図とは違った解釈で

捉えられることはある程度は仕方のないことですが、明らかに

セクハラ発言やパワハラ発言が生まれるのは人間として情けのない

ことです。もっとも私自身も企業の代表ですから失言には充分に

注意をしなければなりません。



さて、お葬式の現場では普段の日常ではさほど気にも留めない

一言が時として大きな失言となってしまいます。

大切な人を亡くされた方は悲しみのどん底である上に看護の為に

ほとんど寝ていない状態で通夜・葬儀に臨まれることになるのです。

特にお悔みを述べる時に相手を励ますつもりが逆に相手を

傷つけることになってしまうこともあるのです。

「頑張って」という言葉は特に相手を傷つける失言と

なってしまうことが多々あります。悲しみの中で頑張っている人に

「頑張れ」ということは重荷以外の何物でもないのです。

適切なお悔みの言葉が出てこないときは何も発しなくても良いのです。

無言で頭を下げるだけで充分に弔意は相手に伝わります。




お葬式に適切な言葉は究極の感謝の言葉と究極の懺悔の言葉の

2種類です。「ありがとう」

「あなたに会えてよかった」
というような

感謝の言葉や「おやじゴメン」「許せ」といった

懺悔の言葉。

このような言葉には失言は存在しません。













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Posted by フューネ三浦 at 10:41 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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