2014年05月28日

ベッド難民

厚生労働省の試算では団塊世代の高齢化に伴い2025年には病院の

ベッドが足りずに45万人の死に場所が亡くなってしまうと予測を

しています。私の著書「感動葬儀。心得箇条」の中でも

病院で亡くなることがステータスになる

という提言をしていますが、まさにこの数字が根拠です。

これからの10年は病院で亡くなることを望んでも病院にいられなく

なっていくことを徐々に周りの人々の死を持って体験をすることに

なるのです。



かといって、自宅で亡くなるのはほとんどの場合、非常に困難です。

なぜかというと少子化で在宅介護を支える「家族力」が不足

しているからです。日本人の八割の人が自宅で死を迎えることを

望んでいるのにも関わらず、現実は自宅で亡くなることを受け入れる

家族の力が不足しているのです。

理想と現実のギャップを埋めることが近い将来のベッド難民に対処する

ことになりますし、心の平穏のまま最期を迎えることができるのです。

今、自宅での看取りを支援する「看取り士」と呼ばれる方が

誕生しました。まだまだ、「看取り士」としてビジネス的に

成り立たない為に、介護士や看護師との兼業ですが、今後、自宅での

看取りを支援してくれる「看取り士」の存在は社会的に重要になって

くるはずです。




自分自身の「死」について死に場所さえも自分自身で用意しなければ

ならないという未来がもうそこまできているのです。















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Posted by フューネ三浦 at 09:03 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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