2014年02月18日

先約の原則

社長業をしていると本業の関係の行事や会議だけでなく、所属している

各種団体や取引先様、そして私に会いたいと言ってくるお客様。

さらに、自分の家族との約束など様々なスケジュールが入ってきます。

おそらく、普通のサラリーマンよりは忙しいはずですし、予定が同じ日の

同じ時間に重なるなんてことは日常茶飯事のことであり、しかもお付き合いの

関係から複雑な動きを要求されることもあります。

一日24時間と誰もが平等に与えられた制約の中でいかに有効に時間を

使うかということはいつまで経っても終わりの無い命題だと思います。




スケジュールが重なる中で、どれを選択して出席するかというジャッジは

何かを捨てなければならず、決断としてはとても勇気のいる決断なのです。

このような時、判断の基準になる一番の法則は「先約の原則」です。

どんなに重要な約束が後に入っても先に約束をしたことを優先することが

肝要です。なんだかんだと言ってもこの法則が一番、決断を楽にして

くれますし、相手に対しても最も平等なルールです。

しかしながら、先約の原則だけではすべてがうまくいかないのも現実です。

特に私の仕事である葬儀の仕事はすべてにおいて突然なのです。

ですから、本業を優先するとほぼ毎日約束の破らなければならなくなって

しまう危険性があります。

それでは私の信用も会社も信用も失ってしまう結果になりかねません。

では、どうしてるのかというとやはりスケジュールは可能限り先約の

約束を守ります。ですが、先に約束した予定は相手次第によりますが

約束の時間を変更して貰うのです。この時に絶対にやらないようにして

いるのは日程の変更です。日程を変えてしまうと仕事が滞るばかりではなく

また、急遽のお葬式でご迷惑をおかけしてしまう可能性があるからです。

「今日起きたことは今日の内に処理をする」

長年葬儀社で働くにはこれが出来ないと勤まりません。




予定は先約が原則ですが、「先約の原則を破る時はどんなときか?」

という優先順位の細分化をしておかなければいけません。

例え理由が仕事上のトラブルでもここまでは先約優先でここからは

先約を破棄といった細分化です。

一番信用を無くすのは優先順位がその時の思いつきでころころ変わる人。

これはただの「わがまま」です。

では「親が亡くなった」という緊急事態は先約を破棄するべきか

ということについてはほとんどの方が先約破棄をされます。

自分の命の元である親ですから当然といえば当然ですよね。

しかし、例え親が亡くなったとしても先約を破棄できない用事というのは

本当にたくさんあることを私たちはお客様を通じて垣間見ることができます。

親が亡くなっても仕事上の先約を優先している人は芸能人やスポーツ選手に

限らず普通のサラリーマンだってたくさんいらっしゃいます。

結果的にお葬式の日程が一週間くらい延ばすという選択をすることはよく

あることですし、そもそも親のお葬式に出席できない人なんて本当にたくさん

いるのです。親のお葬式よりも先約を優先するという決断はひとりの人間

としてとても辛い決断だと思うのです。








































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Posted by フューネ三浦 at 09:01 │コメントをする・見る(0)日々いろいろ
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