2008年10月05日

魚になった生花

フューネではお葬式の時の祭壇を出来るだけ

お客様の要望に近づけるよう日々努力しています。

亡くなられた方をイメージした祭壇を好きだったお花を使って

作ることもあります。

例えば、ヒマワリ真っ赤なバラなど明るい色の花も使います。



「葬儀」の花といえば「菊」というイメージはいつの頃からか

定着したのか私もよくわかりませんが、そもそも

「葬儀のお花は菊でなければならない」

なんて決まりがあるわけでではありません。

ですから、菊にこだわらず、自分を好きなお花をお供えすれば良いのです。

もっといえば、花が嫌いであれば祭壇を花で飾る必要もないです。

例えば、果物だけをお供えしても良いし、

過去にも花を一切飾らず、

「ロウソクの灯り」だけをお供えしたこともあります。

無数のキャンドルがなかなか、幻想的で素敵な祭壇でした。

なぜ、葬儀といえば菊の花になったかというと、様々な理由がありますが、

一番の理由はバラとかの洋風のお花と比べるとコスト的に安いから

特に愛知県は渥美半島を中心に「菊」の産地で

他の地域と比べてさらに安く調達できるからなのです。

今でも生花が手に入りにくい地域は「造花」を使っています。

「〇〇造花店」なんて社名はたいていが葬儀屋さんなのですね。

さて、先日フューネで行なわれたお葬式での場面。

新入社員のレポートから引用させていただきます。

打ち合わせの際に、カサブランカで魚の形を作って欲しいとの要望を受け、

先輩方がそれに応えようと、生花で魚の飾りをされていました。

先輩方は、「良い出来ではない」と言われていましたが、

自分から見たら、良く出来ていて魚だというのがちゃんとわかりました。

故人様を祭壇の前に安置させて頂いた後、

祭壇を魚の形にさせて頂きましたと

先輩から一言・・・パッと見た、親族の方々から、拍手が沸きました。

こういうことも、とっても大事な事だと、改めて思いました。


祭壇の飾りは故人そのもので、人生を表すものであってほしい。

これからもお客様からの出来る限りの要望に

お答えしていきたいと思います。



この記事へのトラックバックURL

http://fune.boo-log.com/t25280
この記事へのコメント
またまたいいお話を聞けてよかったです。

私は祭壇なしが希望です。とゆうのも最近やっと考えることができるようになったからです。
自分をどう送って欲しいか、

祭壇なしでキャンドルとお葬式のイメージから離れられない菊以外の花で送られたいです。
もちろん写真は病気以前のもので(^O^)/
Posted by ann at 2008年10月05日 08:55
なるほど、私は菊に意味があるものだと思っていました
私の祖母を送ったときも沢山の菊で一杯だったので、菊というとどうしても葬儀の花という印象が強かったのですけれど
今までは皆同じ設備で良かったのが、こう言った業界もバラエティ豊かになっているんですね
Posted by M/F ART at 2008年10月05日 12:08
和菓子の世界でも
仏事には蓮か菊の形が多いです。 何か理由があることだとは思いますが
当たり前に思っていたので……
Posted by あずき庵 at 2008年10月05日 13:39
それぞれのご要望に応えるということはなかなか大変なことですよね・・・
その時々で知識や技術を駆使して、また現場で勉強しながらなんてことも
ありますしねえ。
でも満足していただいた時の感激している姿や感謝してもらえる喜びは
忘れられないから、努力し続けるんでしょうね・・・
Posted by きたのその家 at 2008年10月05日 15:05
お菓子で魚と言えば「おっとっと」でしょうか。
ハートや星の形は結構ありますが、菊のかたちはあまりないので、かえって気になりました。

菊の形は、後鳥羽上皇が自分の紋としてから皇室のなどで使うようになった
菊の紋が江戸時代に解禁され、和菓子や仏具に使われるようになったのだとか。パスポートも菊紋だし、今ではいたるところにあり過ぎるぐらい。
もともとは薬草として中国から伝わりお酒に入れたり・・・だから、「菊正宗」か?
万葉集には菊は出てこないので、日本では千年ほどの歴史でしょうが、
生花や仏花としての歴史も嵯峨御流とか古くから大事にされてきた花なのでしょう。
しかし、今では・・・
安いから・・・
うーん・・・
9月は「菊月」、9月9日の「菊の節句」もほとんど聞かないですし・・・。

ま、そういう時代でしょ

でいいのかな?と思います。   
Posted by 駄菓子屋ポコペン at 2008年10月06日 00:04
annさま
病気を抱えている方はどうしても「死」の設計図を描きます。
大事なのは自分がどうしたいのかはっきりと後世に残すことですね。
写真は一番輝いていた時の物を選ぶことをお勧めしています。
annさんのブログをいつも拝見しています。

M/F ARTさま
お葬式は以前は画一的な商品ばかりだったのですが、
今は個性の時代。本当にいろんな商品が増えました。

あずき庵さま
仏教的にいえば蓮の花は浄土の世界で咲いている花で
浄土に憧れる方にとっては尊い花ですね。
菊は決して葬儀の花ではないはずなのですが。

きたのその家さま
ご指摘のとおり、お客様が喜んで頂くためにはどうするか。
いつもそんなことばかり考えています。
これからは提案力がすべて。
サプライズがなければ感動には繋がりません。


駄菓子屋ポコペン さま
そうですよね。菊は本来尊い花です。
天皇家の菊紋は日本を象徴する紋章ですね。
私は9月生まれですから、菊の節句を少しは大事にしたい
ものです。
だた、菊が仏花の象徴となったイメージは変えていきたいものです。
Posted by フューネ三浦 at 2008年10月06日 08:27
先日 ご来店くださいましたお客様と
フューネ様の話題で盛り上がってしまいました。
くしゃみ出ませんでしたか~(^u^)
Posted by MISSLIM前田MISSLIM前田 at 2008年10月06日 08:55
チコ先生
話題にしてくれてありがとうございます。
人間忘れられたらおしまいですよね。
くしゃみが出たのか出なかったのか。
今となってはわかりません。
Posted by フューネ三浦 at 2008年10月06日 12:18
はじめまして。
ぜひユリでつくった魚みてみたいですね。
花祭壇も芸術作品ですよね
Posted by 紀鳳産業 at 2008年10月11日 10:39
私は社長のこうゆう考え方が好きです。
冠婚葬祭、、「普通」ってなんだろう?「常識」ってなんだろう?って常々想います。
大事にしなければいけない部分ももちろんありますが、
全てを「常識」です「普通」です、、という言葉でくくりたくはない。

社長の会場で、結婚式の司会をさせていただいた時にもたくさんの発見ができました。

大事なのは何か。。。誰のためのものなのか、、、いつも考えさせられます。
Posted by misuzu at 2008年10月14日 23:48
misuzuさま
コメント頂きありがとうございます。
守っていくもの。個性を出していいもの。
冠婚葬祭にはいくつものもの場面で遭遇しますよね。
私は結婚式場の常識を参考にして葬儀を演出したことも
ありますが、今では「命」の継承がテーマです。
大事なのは何か。。。誰のためのものなのか、、、
私もいつも考えさせられます。
Posted by フューネ三浦 at 2008年10月15日 09:41