2012年10月12日

おもてなし

接客業の中で日本流「おもてなし」が世界から注目されています。

モノづくりだけでなく、日本人ならではの「相手を思いやる心」

がストレートに入った「おもてなし」は世界のサービス業の

最高級ブランドになり得るのです。




「おもてなし」の語源は「物を持ってなす」です。

つまり、料理や空間演出などモノを使ってお客さまを歓待することです。

代表的な「おもてなし」の精神は日本の文化の総合芸術ともいえる茶道です。

茶道の「おもてなし」である「一期一会」の考え方はサービス業において

本当に素晴らしい考え方なのです。



これに対し、欧米では「ホスピタリティ」という考え方が発祥です。

ホスピタリティの語源は、ラテン語のHospics(客人等の保護)です。

Hospicsが変化したHospitality(ホスピタリティ)は

「客人の保護者」「歓待」を意味します。

それが英語のHospital(病院)Hotel (ホテル)Hospice(ホスピス)などの

言葉に変化したと言われてます。


詳しくは2012年6月19日付ブログ記事「フューネのサービス姿勢」

ご覧ください。


おもてなしはすべてのお客様が対象ですが、「ホスピタリティ」は

助けを必要としている人が対象です。

もっとも、「おもてなし」も「ホスピタリティ」もサービスの内容として、

ほぼ同義語として使用していますが、わずかな違いとしてはこのことだけです。

しかしながら、微妙なわずかな差が日本らしさであり、「おもてなし」の心は

世界最高ランクのサービスレベルであると断言できるのです。








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