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2012年09月10日

葬儀の会葬礼状に句読点がないのはなぜ?

フューネの公式ホームページに「よくあるご質問」

コーナーがあります。

今回はこの中の一つをご紹介します。

お葬式の会葬礼状に句読点がないのはなぜ?

答えは以下の通りです。


古来の日本語文には句読点というものがありませんでした。
句読点はもともと「読みやすくする」ための補助的なものであって、後々になって付けられたものです。
毛筆文では句読点の代わりに、文の流れを捉えやすくするために、行を替えたりスペースを空けることによって、読み手が読みやすくなるための工夫がなされています。
この日本の文化が今でも受け継がれていると言えるでしょう。
「句読点を使わない」という古来の慣例に則り、伝統を重要視する厳粛な式典や、お葬式で使う文章には句読点が付いていない、ということです。

とはいえ最近では、この会葬礼状が「読みづらい」というご意見を頂戴することが増えてきました。「読みやすさ」の方を優先させていくと、句読点を用いない慣例は、今後無くなっていくのかもしれません。会葬礼状の本来の意味合いを考えると「読んでもらえなければ何の意味もない」わけで、最近では読んでもらうための工夫を凝らしたものが増えています。



毛筆文では句読点の代わりに、文の流れを捉えやすくするために、

行を替えたりスペースを空けることによって、読み手が読みやすく

なるための工夫がなされているのですね。

その名残が伝統的な葬儀の会葬礼状に残っています。



しかし、フューネでは現在、句読点の含まれた会葬礼状が主流です。

これは、「読みづらい」というお客様の声に応えたというよりは

いつも決まりきったあいさつ文を使用せずに亡くなった人のその人

らしさを文面に反映した結果、必要に迫られての措置なのです。

葬儀の会葬礼状に句読点がないのはなぜ?

フューネが製作してしている会葬礼状はこれまでの誰もが同じ文面の

お礼状ではなく、毎回毎回、文面をオリジナルで製作して

いるのです。

おかげさまでお客様からは大変好評を頂いています。

くわしくは2011年5月1日付ブログ記事
「会葬礼状がオリジナル」をご覧ください。
http://fune.boo-log.com/e133765.html



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Posted by フューネ三浦 at 09:23 │コメントをする・見る(0)お葬式の知識
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