2012年09月02日

大人買い

大人買い(おとながい)という言葉を知っていますか。

子供向けの商品を、大人が一度に大量に買うことを表す俗語なのですが、

転じて、子供向け商品に限らず、単に通常人が1回に買う平均を大幅に

上回る数量の物やサービスを購入することも言います。

2000年前後頃から急速に一般化した言葉の一つです。




子供の頃、お菓子を買うと付いてくるオマケ欲しさに思えば、

限られたお小遣いをやりくりして買ったものです。

それが、大人になると金銭面で余裕が生まれ、大量に購入することが

でき、その行為が子供の頃の「いつか大人になったら」

という夢を叶えることができるのです。

たいしたことではないのですが、どこからくるのか解りませんが、

「優越感」がある行為です。



学生の頃、私は本屋さんでアルバイトしていました。

当時はお金が無かったので、200円台の週刊誌を立ち読みで済ましたり、

ハードカバーの書籍が文庫本になるまで購入を控えたりしていました。

アルバイトをしてレジを担当していた時に、書籍を10冊以上まとめて購入

される、いわゆる「大人買い」をされるお客様が結構いらっしゃって

とてもうらやましくありました。

ちなみに、アルバイトをしていた時に一度の購入でレジで打った

最高の金額は何と100万円

そのお客様はお医者さまでした。

1冊5万円くらいする医学の専門書でしたが、最強の「大人買い」でした。




私は今、本屋に行くと学生の頃出来なかった「大人買い」をしています。

夢が叶ったといえば、叶ったのですが、大人になったら初めて解った

大人の事情に気づいたのです。

「また買いにくるのがめんどうくさい」

これこそ、「大人買い」の最大の原因なのでしょう。

「お金はあるけど、時間がない。」

確かに学生の頃とは真反対です。

時間はあったのに、お金が無かった頃とは購買の方法が違うのは当たり前な

ことかもしれません。

調べてみるとこのことを作家林真理子さんも指摘していたのですね。




お葬式の中では「大人買い」をする大人が減っています。

昔は細かいことまで「打ち合わせをするのがめんどくさい」

という方が多く、食事や飲料の数は多めに適当な注文を頂けたのに、

今は「細かいことまで打ち合わせしたい」という

大人が増えています。

自分自身にあった葬儀プランなのか、

食事・飲料に無駄はないかと打ち合わせですこしでも葬儀代を節約する

努力をされています。

「大人買い」をする人が少なくなったお葬式を

今一度、「大人買い」を推奨することは出来ないものでしょうか。








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Posted by フューネ三浦 at 09:00 │コメントをする・見る(0)日々いろいろ
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