2012年03月31日

清月記 活動の記録

親交のある仙台市の最大手葬儀社「清月記(せいげつき)」

菅原社長より、3月11日に合わせて一冊の書籍が

私のところに送られてきました。

その書籍は「清月記 活動の記録」
清月記 活動の記録

188ページに及ぶ書籍は東日本大震災で、自社の葬儀会館も

震災の影響を受けながらも、宮城県からの要請に対して

お館の供給ステーションとして6760本ものお棺を供給し、また、

それに伴う納棺業務の実施の記録です。

そして、現代の日本ではありえないと思っていた仮埋葬(土葬)

を行った清月記社員の方の克明な記録は私にとってインパクトの

あるものでした。

それは、一度埋葬したお棺を掘り起こすという

本当にありえない仕事の記録でした。

書籍の中の記録では新聞やテレビが報道することのなかった

生々しい現場の記録に想像を絶するような腐敗臭体液

戦う姿が記録されていました。

平時では絶対に葬儀社が行うとは思えない埋葬や掘り起こしという

仕事を地元の葬儀社として使命感をもって行われた清月記さんの

活動は本当に賞賛されるべきことだと思います。




この書籍は市販されておらず、葬儀関係者、自治体などに、

情報共有のために制作・配布されたそうですが、大震災という非常時

葬儀社が行わなければならない社会的な役割の方向性をしっかりと

示してくれた一冊でした。



フューネの本拠のある豊田市もいつ大震災に襲われるかはわかりません。

幸い、内陸にある豊田市では津波の被害はまずありませんが、

甚大な被害は避けることができないでしょう。

フューネでは豊田市と「災害における棺等葬祭用品の

供給に関する協定」
を締結しており、おそらく東日本大震災の

ような甚大な被害に遭えば、豊田市から要請がくるはずですが、

「その時」の備えとして、清月記の活動の記録はフューネにとっても

貴重な記録でした。

大震災から1年が経過して冷静な目で判断できる今、初めて知ることが

できる事実にあらためてあの地震の凄まじさを感じています。







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Posted by フューネ三浦 at 09:00 │コメントをする・見る(1)日々いろいろ
この記事へのコメント
CMに出ている菅原という女性は社長の血縁者なんでしょうか?
大変失礼だとは思いますがイメージダウンでは?
Posted by 不愉快 at 2016年12月23日 21:11
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    コメント(1)