2011年08月11日

歴史に学ぼう

私が好きな言葉のひとつで

「賢者は歴史に学び、愚か者は体験に学ぶ」 

という言葉があります。

これはドイツの鉄血宰相ビスマルクの言葉です。

賢き人はこれまで自分の体験や経験よりも、先人たちが歩んできた歴史上の

成功や失敗事例を参考しするという考え方です。

しょせん、人間ひとりの体験や経験なんてものはちっぽけなものでしかない

ということなのですよね。




福島の原発事故は一体いつになったら正常になるのかわからない状況の

なかで次々に明らかになる危機管理の希薄さが今回の事故の大きな要因で

あったことはもはや誰の目にも明らかなことです。

日本の原子力エネルギーを国策として強力な力で推進するあまり、

安全性の面でチェルノブイリの教訓は生かされなかったのです。

歴史を無視したこの有様はまさに「愚か者」のすることです。

さらに、中国の高速鉄道の事故も愚か者が招いた悲惨な人災です。

安全性よりもスピードを求めた結果の前代見聞の大事故は中国政府の

国策の推進力がこれまでの諸外国が開発した列車事故の失敗を

起こさない為に開発された安全システムを導入しなかったのですから

なんとも言いようのない出来事です。




今回の東日本大震災で津波から命が助かった人々の多くは津波に関して

未体験者ばかりでした。

しかしながら、子供の頃から

「津波が来たら高いところに逃げよ」

という先祖代々受け継がれてきた「家訓」で多くの方が助かっています。

おそらく自分の体験で判断した方は津波に呑まれて命を失ってしまった方が

多くいらっしゃるはずです。




「歴史に学ぶ」ということはご先祖さまに守られるということ。

私たちは代々のご先祖さまが体験したことを「歴史」として学ぶことが

出来るのです。

そして、そのことを感謝することが「供養」ということなのです。


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Posted by フューネ三浦 at 09:00 │コメントをする・見る(0)日々いろいろ
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