2019年03月29日

キャッシュレス時代とお葬式

今年の10月に消費税が10%に税率がアップするのに伴い、

現金以外の方法で決済するとキャッシュバックが受けられるという

何とも不可解な政策を国が推進します。

増税の影響で景気悪化を避けることと、キャッシュレス化が主要国と

比べて遅れている日本の現況をインバウンド対策も含めて行なうと

いうものです。最近はORコード決済という新たな決済方法も誕生して

消費者にとって決裁方法を何を使うのかということも「迷える」ほど

多彩です。



お葬式の支払いでもキャッシュレス化は徐々ではありますが、

進んでいます。

クレジットカードで葬儀代金の支払いのできる葬儀社は近年飛躍的に

増えてきています。フューネでは20年以上前からクレジットカードで

葬儀代金の支払いができるのですが、最近の利用率は

上がり続けています。

インターネット上のサイトではお寺様のお布施もクレジットカードで

支払い可能なサービスがある昨今、お葬式もキャッシュレス化は

無関係ではないのです。



お葬式では弔問者が持参する「香典」。

当然のことながら現金ですが、この先、ORコード決済が普及する

ことで、キャッシュレスで香典をお支払いすることの出来るサービスは

実現可能なことです。

先日、東京のあるお寺様が賽銭箱の上にORコード決済が出来るORを

掲示してニュースで話題になっていました。

お賽銭もご香典も充分にキャッシュレス化に進んでいく可能性は

あるのです。



結婚式もお年玉も冠婚葬祭に関わるお金は基本現金でやり取りする

ことが今後も大勢を占めると思うのですが、

LINEPAYなどの送金の仕組みを使えば、簡単に親から子供に

お小遣いを渡すことがすでに出来る世の中であることを考えると、

お年玉袋そのものが無くなってしまうことも否定できません。

私たちが想像している以上にキャッシュレス化は早いのかも

しれないですね。








  

Posted by フューネ三浦 at 08:27 │お葬式の知識

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2019年03月09日

働く

「働く」ことは「傍(はた)を楽にすること」だと学生時代恩師の先生に

教えられたことがあります。

実際に誰かの為に役に立つ何かをすることが働くことでしょうし、

他人の役に立つことはそもそも大切なことです。

人間は神様から「働く」ことを本能的に出来るように遺伝子に

組み込まれているそうです。

つまりは「働く」ことは人の人生そのものです。

働きこそが最上の喜びであり、喜びの自分史を作成できる

ことが人生の成功者と言えるのです。



さて、お葬式は人生の卒業式と表現される方も多くいらっしゃいます。

確かにその通りなのですが、「働く」ことの終わりにはなりません。

人はこの世に生が亡くなっても、霊魂として子孫を繁栄を見守ることの

働きが用意されているとも言われます。

あの世の先祖とこの世の子孫たちと「繋がっている」ことを

実感することが各種の年忌法要であり、お墓参りであり、

毎日の仏壇前でのお参りなのです。



ところで、その人らしいお葬式を演出し「感動葬儀。」をお客様に

提供するにはお亡くなりになられた人の生前に「働き」を的確に

捉えることが要点です。

働くことは単に職場に働くことだけにとどまりません。

家庭での働き、地域での働きも当然に含まれますし、産まれたての

赤ちゃんも周囲の人々に笑顔を癒しを与える立派な働きをしています。

ですから、不幸にしてお亡くなりの赤ちゃんでも「働き」を

クローズアップすれば、「感動葬儀。」が成立するのです。





  

Posted by フューネ三浦 at 09:23 │お葬式の知識

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