2017年09月24日

マナーモード

厳粛なお葬式においての最大の天敵は「音」です。

特に悲しみの深いお葬式において、突然響く雑音は何ともいえない

違和感を感じます。

パトカーや救急車が通ることによって起きるサイレンの音も

お寺様の引導の時や弔辞など、特に会場内が静まりかえって

いる時にはせっかくの厳粛な空気をぶち壊してしまうのです。




大人のほぼ全員が持っているであろう、携帯電話の音は

特に注意が必要です。

開式前にはマナーモードに切り替えて頂くようにアナウンスを

させて頂いていますが、それでも着信の音が鳴り響いてしまう

時があります。鳴り響く携帯電話の音を止めようとして、焦ってしまい

さらにドタバタしてしまう姿は何とも見苦しいものであり、当事者は

赤っ恥をかいてしまいます。




最近はゲリラ豪雨と呼ばれる記録的な短時間情報や緊急地震速報

Jアラートなどの生命に関わる事柄の警報音が一斉に鳴り響くことが

増えてきました。100人以上の集まっている葬儀会場での警報音は

とても不安を煽る音であると同時に、葬儀そのものが中断をしてしまう

ものです。

警報音が収まり葬儀が再開したのも束の間に、突然鳴り響く携帯電話が

稀にあります。何かの加減で遅れて受信した携帯電話です。




いくらマナーモードに設定をしていても、迷惑をかけてしまうこれらの

警報音は鳴らないことがすべてではありますが、葬儀の悲しみの中で

何とも違和感の塊なのです。
  

Posted by フューネ三浦 at 07:56 │お葬式の知識

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