2017年08月31日

電話が生命線

お恥ずかしい話なのですが、新入社員の電話応対の指導に

最近は苦心しています。

特に新卒で入社してくる平成産まれの社員は生まれながら

にして携帯電話が家にあった世代であり、物心がついた時に

はメールでのやりとりが盛んに行われていた生活環境であった

はずです。




いわゆるビジネスのトークというよりも、常に相手の立場に立った

電話での「おもてなし」の能力がほとんどの若者が身についていない

のが現実です。さらに社会人からの中途入社組を決して褒められた

状況でないのです。

電話応対が苦手な人からいえば電話応対といえば、敬語の使い方

ばかりが気になってしまうみたいですが、電話応対で大切なものは

相手の立場に立った「心」であり、しいて加えるならば、簡潔に要件を

整理できるかということでしょうか。




葬儀のとりまく環境も近年急速に変わってきています。

多くのお客様がインターネットで事前に複数の葬儀社をリサーチを

されている時代ですし、葬儀のサービスも価格もネット上で明瞭です。

但し、他の商品と決定的に違うのは商品の購入がインターネットから

でなく、電話であるということ。

メールからの葬儀依頼はまずありません。

やはり、人の死は突然で緊急性があるからでしょう。

どんな時代がきても110番や119番が無くならないように葬儀の依頼も

電話が中心であり続けるでしょう。




ですから、葬儀社にとって電話が生命線なのです。

出来ない社員の電話応対を一流にしていくこと。

昔より、手間も時間もかかりますが、ある意味葬儀社にとって

究極の企業ノウハウです。


  

Posted by フューネ三浦 at 08:54 │フューネ(会社)のこと

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2017年08月27日

エンディング産業展 2017



8月23日から25日に東京ビックサイトで開催された

エンディング産業展に行ってきました。

葬儀・仏壇・お墓・寺院などのエンディングに関する業界の

イベントで今年で3回目。

一回目は信託で出展して、去年はスケジュールの都合で不参加でした

ので、お客様としてゆっくり見るのは初めてのことでした。









様々な分野からの出展があるのですが、目新しいのは少ないのです。

それでも、気になるものはありますし、今後の新商品として導入して

いきたいものはあるのです。




さて、私にとってはこのようなイベントは業界関係者との再会の場です。

今回も多くの方にお会いし、情報交換ができました。

こうしたフェアに行くことはそれなりに意義のある

ことなのです。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:28 │イベント&ニュース

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2017年08月25日

続・遺灰ビジネス

今から8年前の2009年4月22日付けブログ記事「遺灰ビジネス?」

取り上げました火葬場で遺骨を持ち帰らないご遺族が所有権を

放棄をされた遺骨の中から有価金属を回収して換金することは

今でも賛否両論あります。

ブログ記事はコチラ→ http://fune.boo-log.com/e49073.html






ご遺族としては、しかるべきところに埋葬をして欲しいと思って

いても所有権が自治体に移転にした残骨灰は年々増加の一途です。

特に以前に比べて収骨をする骨の量は本当に少なくなっています。

握りこぶし大位の量だけ収骨して残りはは所有権を放棄してくる

といった少量の収骨を希望されるお客様は本当に増えています。

葬儀の簡素化の波の中では今後もますます増えていくはずです。

実際にすべてのお骨を収骨される方というのは全体の1%くらいで

あり、ほとんどケースが一部のご遺骨を収骨するというものです。




8年前にブログに取り上げた時の名古屋市の売却益は1000万円。

これでも当時随分と驚いたのですが、2015年での統計で

名古屋市健康福祉局環境薬務課から「金、銀、プラチナ、

パラジウムを約4880万円で売却した」と発表があったのです。

名古屋市の火葬場は自治体が運営する火葬場としては

国内最大級です。売却額も国内最大級ですが、約5000万円の

収益になることに驚きです。



遺族の感情は複雑でしょうが、遺灰を引き取りを業者に依頼すれば

1円入札になり、業者に大きな利益になってしまうという問題もあり、

それならば、自治体が収益をあげるべきです。

それで年間多額の税金を投入している火葬場の運営が少しは

よくなれば良いのですが。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:09 │日々いろいろ

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2017年08月23日

情報と解説

今の時代は間違いなく、「調べる」という動作を誰もが当たり前に

してしまいます。

私が子どもの頃は「調べる」といえば、辞書を引くということと

イコールでした。

もっと大掛かりな調べものなら、図書館に足を運んで「調べる」と

いうことをしていたことが、インターネットに接続できる環境さえ

整っていたら今は何でも調べることが簡単に出来てしまう時代です。




フューネに葬儀のご相談にお越し頂くお客様もご来店前に事前に何らか

の調べものをしています。

実際にフューネのホームページやこの「感動葬儀。」ブログ

をご覧になられてという方も多くいらっしゃいますし、

他の葬儀社のお葬式に関する情報やカタログに掲載されている商品を

細かくチェックしています。

その上でご来店を頂く方が実に多いのです。






なぜ、ご来店を頂くのでしょうか?

スマホなどで簡単に調べることは出来るのですが、その情報が合って

いるのか間違っているのかということが実はわからないからです。

膨大な情報の中で、自分自身にとって必要な情報をピックアップする

ことは実は専門家でなければ難しいものです。

例えば、医学書などの膨大なデーターはインターネット上で入手する

ことができても、自分自身で自分の身体を診察することは医者で

なければまず無理です。

つまり、専門家というのは経験からくるノウハウの塊

みたいなものです。

専門家が解説をしてはじめて納得し安心できるものです。

葬儀においても情報が氾濫する時代にわざわざ葬儀の相談をされる方が

増えているのは「解説」や「手引き」をお客様は欲しがって

いるからです。




本来は「情報」とは足で稼ぐもの。

ネット上の情報をすべて鵜呑みにしてしまうことはやはり危険です。

足で稼いだ「裏付け」があってはじめて正しい情報であり、

役に立つ情報なのです。
  

Posted by フューネ三浦 at 09:17 │フューネ(会社)のこと

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2017年08月21日

ロボット導師

ヤフーのトピックスに「Pepper導師」誕生という記事が掲載されて

いろいろと物議を醸しています。

記事は以下の通り
プラスチック成形などを行うニッセイエコが、ITを活用した新しい葬儀を発表しました。特に注目なのが「ロボット導師」で、導師姿のPepperくんが読経をしてくれます。


 このサービスは、菩提寺の無い人や、霊園や納骨堂を求めたい人、檀家制度にとらわれたくない人など、葬儀に関するさまざまなニーズに応えて生まれました。葬儀、法事法要、戒名授与などの場で、希望の宗派に合わせてどんな場所でも読経してくれます。

 また、Pepper導師は、説法もしてくれるとのこと。横にはちゃんと人間の副住職がいるため、何かあった場合でも安心です。

 このように葬儀の常識を変えてくれるかもしれない画期的なアイデアとなっているのですが、やはり導師姿のPepperくんが祭壇の前に佇む姿があまりにも強烈。何も知らずに訪れた葬儀会場でPepper導師の読経が始まったら、“絶対に笑ってはいけない葬式”になりそうなのですが大丈夫でしょうか。説法とか、導師の目を見て話を聞けそうにありません。

 その他にも、芳名帳記入をIT化した「電子芳名帳」や、会場をインターネットを介してライブ配信し参加できない人もスマホなどで疑似参列できる「ネット葬儀サービス」、祭壇の疑似シミュレーションができる「アバター祭壇」などを提案しています。

 葬儀業界のIT化に注目し、葬儀事業にIT事業を融合させたサービスを開発したというこれらのサービス。果たして、受け入れられていくのでしょうか。



「超えてはいけない一線を超えた」

というようなか厳しい意見が寺院関係者・葬儀関係者から沸き起こって

いるのは私も当然の結果だと思うのです。

物質的にみれば、「ロボット導師」はお葬式にCDでお経を流して

いることと相違ない行為だといえるのです。

これまでフューネではたとえお客様からお経はお寺様を呼ぶお金が

無いからCDで流してと言われても絶対に拒否をしてきました。

CDでお経を流すくらいなら流さないほうが良いですし、それを

やるくらいなら、下手でもフューネ葬儀担当者が心を込めてお経を

唱えたほうが絶対に良いことだと思う信念があるからです。

お経を読むことができなければ。「南無阿弥陀仏」と唱えるだけでも良いし、

声を出さずにただ祈ればよい。

つまり、「供養とは心なのです」




これからの時代AI(人工知能)の時代であることは事実ですし、葬儀の

業界にITもAIも導入されていくことは大切なことだと思います。

しかしながら、人間にあってAIに無いものは「倫理」であり、

「心の無い」ものは絶対に冠婚葬祭には不適格なのです。




「導師」とはそもそも、死者をこの世からあの世に導く人であり、同時に

遺された人々に正しい道を説く(導く)人のことをいいます。

ロボットが人を正しい道に導くことが出来るのならば、ロボット導師の

存在は必要と認めるのですが、それが出来ないのならば、前述のとおり

CDプレーヤーと同等の扱いです。




葬儀の簡素化は時代の流れといえども、やはり「弔う心」に対して

違和感を感じるものは受け入れることは出来ないのです。







  

Posted by フューネ三浦 at 08:24 │お葬式の知識日々いろいろ

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2017年08月19日

家の売却

現代の日本において、社会問題になっている一つに「空き家」問題

があります。人口減少による過疎化での空き家という問題のある

のですが、一世代で一つの家という核家族化が当たり前の現代では

親の世代がお亡くなりになれば、親の家が空いてしまうということが

頻繁におきます。加えて老人ホームなどの入所で、実質的に空き家

な家も多数存在するのです。




近年、葬儀後に家の売却をしたいので、不動産さんを紹介して

欲しいというお客様のご要望を頻繁に頂くことが多くなりました。

政府が進める空き家対策も影響しているのでしょうが、現実的に

相続税を支払う為に早めに家を現金化したいというニーズも

存在するのです。

家の売却も本来は生前に対策をしておくことがベストだと言えます。





  

Posted by フューネ三浦 at 08:30 │終活の教科書

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2017年08月15日

お盆の時期に考える

今年のお盆は例年になく、テレビ・雑誌・新聞などで終活の特集を

頻繁に目にすることができました。

この時期に自身の最期を考えることが「文化」として定着して

いくならば、葬儀という仕事をしている私にとってとても良いことだと

思ってします。




しかしながら、実際に目にする記事はお寺様の檀家離れに対する

苦境やお墓の閉じてします「墓じまい」の話や、葬儀を簡略化して

費用を抑えることを推奨するような供養業界にとってはネガティブな

記事が多く目につくのです。

現代の世情を報道していると言われればそれまでかもしれませんが、

まだまだ、多くの日本人にとってしっかりと供養をしたいと考えて

いらっしゃる方がほとんどである現状では、実態とかけ離れている

内容が多いのが気になるのです。




以前のブログ記事で何度も書かせて頂いていますが、

どんな時代がきても供養の方法が変わってもご先祖さまを大切にする

心が変わらないはずです。

普段の日常生活の中でなかなかお墓参りやお仏壇の前で手を合わせる

時間が無い方々が、お盆のこの時期にお参りをする方が昔より増えて

います。おそらく「お盆」という日本人の国民行事は今後ますます、

活発になっていくのではないかよ予測をしています。



ある住職さんのお話。

「昔よりお盆の時期にお寺にお参りにいらっしゃる人は増えてますよ」

おそらく、どんなに時代が進化しても、初詣の行事が無くなるどころか

活発になっているように、お盆はご先祖様の「供養」の時間という

メリハリが出来ていくはずです。

  

Posted by フューネ三浦 at 09:01 │終活の教科書

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2017年08月13日

葬儀後に故人のお金を銀行からおろすこと

ご承知の方も多いはずですが、基本的に人が亡くなると銀行の口座は

凍結され、自由に預金が引き出せなくなります。

フューネのお客様にアドバイスしているのは当面の資金として必要で

あれば、少しずつ預金を下ろしておくべきということですが、実際は

人の亡くなるのはどんな時も突然であり、実際にお亡くなりになって

すぐにATMに走っていかれるお客様もいらっしゃいます。

厳密には金融機関も亡くなったことを知った時からしか故人の

口座は凍結されませんから、お亡くなりになられてから、口座が

凍結されるまでの期間は法律的には非常にグレーなゾーンです。

実際に亡くなってから慌てて口座から預金を引き出しても相続の観点

から言えば、遡って追跡をさせるので何も意味はないのです。




葬儀後に故人のお金を銀行からおろすには相続人全員が同意した

遺産分割協議書が必要ですが、葬儀代等の支払いなどで急ぎで必要な

経費については証明書があれば、先に預金の一部を引き出すことは

大抵の金融機関が応じてくれます。

各金融機関によって対応は少しずつ違うので、まずは必要な書類を

相談してみることがとても大切です。



昨今は個人の財産をしっかりと保護するという風潮が強く

なっています。例え親・兄弟の財産であっても自由に

引き出すことが難しくなっているのが現状であり、

まして相続が絡むお金の流れには非常に慎重になって

います。

出来ることならば、「終活」のなかで早めの対策を心がける

ことをお勧めします。
  

2017年08月11日

お盆と「あの世」の存在

今年も8月のお盆の時期がやってきました。

多くの日本人によって酷暑ともいえるこの時期に故郷に帰省をして、

ご先祖様のお墓参りをするというこの国の風物詩は各種の年中行事

の中でも特別なものでしょう。

加えて、第2次世界大戦の終戦という節目のこの時期は戦争で国を

守ってくれた多くの先人に感謝し、弔うという「戦後」の夏の在り方が

すっかりと定着しているのです。





お盆の行事や先人達への弔いはあくまでも「あの世」があるという

前提で行われています。基本的にこの世に生を受けている人は

「あの世」へは行ったことのない人ばかりですから、「あの世」が

本当に存在をするのかという問いには正確に答えられる人はいない

はずです。それでもあくまでも「あの世」は存在するという前提に

お盆の行事はあるのです。





あの世の存在を否定する人は一定数存在するのですが、近年、

「あの世」があると信じている人は増えてきているようです。

しかしながら、本来は「あの世」のことを解説するのが各種宗教の教え

なのですが、「あの世」の存在と宗教の肯定は別次元の問題と

捉える人が多くなっているようなのです。





自分からみて2世代・3世代前のご先祖様はこの世で交わっていて

言ってみれば近くの存在です。

その人達がいる「あの世」と何世代前のいる「あの世」では感覚的に

違うはずです。

お盆に祈るご先祖様は間違いなく、近くのご先祖様に想いを巡らせて

いる方が圧倒的に多いのです。










  

Posted by フューネ三浦 at 08:24 │日々いろいろ

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2017年08月09日

行列

日本人は基本的に行列が苦にならない民族だとも言えます。

外国人から見ると一時間・二時間と並ぶことに特異さを感じる

ようで、元来日本人の持つ、忍耐力は相当なものでしょう。

しかしながら、ほとんどの日本人は行列が好きな訳ではありません。

現代ではコンビニで数人のレジ待ちの行列に並ぶことさえも

「イラッ」としてしまうのがない現代の日本人のはずです。




多くの店舗で「長い行列」が出来ることが一見流行っているように

見えて良いことだと思うのですが、行列が出来るということは

販売の機会を逸失してしまうことが多く、経営的には絶対に良くない

のです。前述のコンビニのレジでも並んでいるだけで他の店に行こう

ということになってしまいますし、飲食店において行列が出来ている

ことで入店を諦めることは誰もが経験していることでしょう。

行列が出来ることは繁盛店の証みたいなイメージがあるのですが、

本当にお客様を並ばせることは本来は「悪」なのです。

大切な「行列」は見えない行列をいかにして作ることかということに

尽きるのです。

最近の飲食店ではスマホなどで、整理券を取得することが

出来たりして、お店で待っていなくても順番がとれるというサービスも

あり、これこそ見えない行列なのです。



葬儀会館も毎日のようにお葬式を施行することが経営者としては

理想な状態なのですが、毎日葬儀をやっているというイメージが

定着すると

「あそこはいつも混んでいる」

と勝手にお客様に敬遠をしてしまうことがあるのです。

ですから、適度に流行っている状態が理想なのです。

流行りすぎてもダメ。かと言って全く流行らないのはもっとダメと

いうなかで「そこそこ」の状態が一番良い状態なのです。




見えない行列を作り出すことがお客様にとっても経営者にとっても

WINーWINな関係になっていくのです。








  

Posted by フューネ三浦 at 10:54 │日々いろいろ

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2017年08月05日

変わりゆく初七日の食事

「式中初七日」という言葉を聞いたことはありますか?

初七日法要は本来、お亡くなりになられてから7日目に行う最初の

法要という意味であり、まさに読んで字のごとくという言葉

なのですが、現代では実際に本当に7日目に行う方はほとんど

いないのが現状です。

そのことは多くの方が認識をしているとは思いますが、式中初七日とは

そもそもの省略のカタチで一番ポピュラーであった葬儀が終わり

火葬場から戻ってきてから法要を行い、葬儀当日にすべて終わらせて

しまうという方法よりも簡略化して、葬儀の中で初七日法要も済ませて

しまうという方法です。

ここまで来ると初七日法要を実質上やらないことと同等だと

思うのですがこの方法を希望されるお客様が年々増加傾向に

あるのです。

つまり、火葬場で解散ということになるのですが、この場合では

初七日法要後の食事はほとんどありません。



以前にもブログで何度も書いていますが、初七日法要の後の食事は

ご馳走であり、またお酒をふんだんに飲むことができるの宴会であった

のです。過去には通常2時間程度で終わる会食が6時間・8時間経っても

終わらないというお客様に何度も遭遇しました。

葬儀委員長が「終わり」と宣言しないと喪主といえども勝手に

終わることのできなかったのです。

そこまでの長い食事会は例外だとしても、食事が始まって「喪主」様に

ご飯とみそ汁を許しを得ないで勝手にお出しすると大クレームに

なりました。

余程のことがない限り、ご飯とみそ汁を出すということは食事会の

「終わり」の合図であり、通常は食事会が始まって90分後位に

お出しするのが常識でした。

しかし今は食事会の始まりと同時にご飯とみそ汁を出して欲しいと

言われるお客様がほとんどなのです。

飲酒運転になってしまうということでアルコールを飲まれるお客様が

本当に激減しています。代わりにノンアルコールビールの消費は

年々増えています。

そして、アルコールを飲まれないから一時間以内に食事会が終わって

しまうケースが多々あります。

こうなってくると、ご馳走である必要すら無くなってしまうのです。

本来初七日法要の後の食事は「精進落とし」とも言われていて、

肉や魚料理の食べて良いとされる解禁日のご馳走でした。

今はその意味さえも「伝え」が止まっています。

これが「初七日法要」が略式・略式の繰り返しで本質がすでに

ほとんど崩壊しているのが大きな原因です。











  

2017年08月03日

メールの活用

仕事の上で電子メールを使いだしたのはいつの頃でしょうか。

おそらく、17年位前であったと記憶をしていますが、電子メール

で画像やワープロなどのデータを送れることに感動をしたものです。

今では仕事上においてメールは欠かせないものですが、これまでは

会社対会社の場合が多かったのですが、今は会社対個人のやりとり

でもメールの活用が増えています。




お客様とのやり取りで最近特に多いのが遺影写真に使う画像データを

送って頂くということが多いのですが、メールでの見積書の確認や

会葬礼状等の文書の校正確認に使用することが多くなってきています。

特にお客様が地元にお住まいではなく遠距離であればあるほど

メールの活用はありがたいものです。

さらに、言えばLINEでのやりとりをお客様から求められることも

増えています。もっとも、以前のブログ記事でも何度か取り上げ

ましたが、個人的なLINEがお客様と繋がってしまい、昼夜に

関係なくお客様からLINEのメッセージがくることは別の意味の

問題になってしまうのですが。




70代・80代の高齢者のお客様もメールでのやり取りを希望される

お客様が増えてきました。

本来は紙でのやり取りが基本なこともメールでということが

増えているのですが、老人クラブに行くと出来る人と出来ない人の

格差がスゴイことになっています。

葬儀においてお客様とのメールの活用は他の業種と比べると

遅れていたように感じていましたが、もはや、そのようなことはない

はずです。





  

Posted by フューネ三浦 at 11:07 │フューネ(会社)のこと

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2017年08月01日

警察署へのお迎え

最近はいわゆる老人ホームでお亡くなりになられる方が増えて

きていますが、まだまだ病院でお亡くなりになられる方が多いのです。

そして、意外に多いのが警察署へのお迎えです。

交通事故死に殺人事件での死。

これらの死はなかなか重苦しいものですが、災害などに巻き込まれての

死も辛いものです。

警察署に葬儀社がお亡くなりの方をお迎えに行くということは

病院や老人ホームにお迎えに行く時よりも数倍神経を使いますし、

緊張をするものです。




自殺(自死)された方のお迎えもあります。

遺族の方にとっては悲しみと怒りをぶつけることの出来ない死は

やはり過酷なものです。

そして、自然死でも自宅で亡くなってしまったケースなどで監察医が

検死をすることになってしまったケースは身内であるご遺族の皆さま

が念のために疑われることになり、何とも後味の悪いものです。




警察署が絡むご遺体の扱いは何度経験しても慣れないものです。

それも誰でも警察署にお世話になる可能性がある以上、避けては

通れないものですが、出来ることならば、自分の身内は警察署の

お世話になりたくはないといつも思うくらい、やはり警察署のお迎えは

独特なものなのです。




  

Posted by フューネ三浦 at 09:07 │お葬式の知識

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