2017年05月18日

車列

フューネの本拠のある豊田市は年々交通渋滞が激しくなって

きています。

自動車関連企業に通勤する車や工場からの納入や搬出をする

トラックなどで車の街と呼ばれているだけに車の数は多いのですが、

渋滞はなんとか解消をして貰いたいものです。




火葬場までの「葬列」は近年ではすっかり車列に変わっています。

名古屋では霊柩車の後ろに黒塗りのタクシーを何台も連なって

車列をつくり、車列の長さを競いあっていた時代もありましたが、

今はそのようなことはほとんどありません。

車列が短くなったと言えども、数台の車列をつくることにはなります。

車列を作って走る時は通常よりもスピードを落とします。

一般的には法定速度よりも遅いスピードで走りますから、時として

渋滞を引き起こす原因になってしまうことになるのです。

それでも葬儀の車列と解れば、多くの方々は一定の理解を示して

くれますが、現代では一見すると霊柩車とは解らない車が霊柩車で

あり、葬儀の葬列であることに気づいて頂けず、心ないクラクション

などを浴びることもあるのです。



渋滞を引き起こす原因になることはもちろん、よろしくないこと

ですが、死者を弔う心があれば、一定の理解は必要だと思います。

もっとも、プロである私たちは渋滞を回避する為に片側1車線の道路を

なるべく使用しないようにしていますし、仮に使用する場合でも

交差点で曲がる回数を増やしています。

葬儀の車列を守ることも、葬儀社としての大切な仕事のひとつです。









  

Posted by フューネ三浦 at 08:33 │お葬式の知識

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