2017年04月30日

すいかのお線香

フューネが経営しているイオンモール長久手店の

現代仏壇店「ギャラリーメモリア」でも販売していますが、

カメヤマさんから発売されたすいかのお線香が話題です。



すでにメーカーでは初期分が売り切れ、追加生産になっているとか

週刊現代に記事として取り上げられていました。
以下引用
聖徳太子の時代に初めて製造されたとされる「線香」の香りが、「スイカ」になってしまった。カメヤマローソクでお馴染みのカメヤマ(本社大阪市)が、「すいかミニ寸線香(パウダー入り)」(希望価格680円)を発売したのだ。

「本来は、香木の沈香や白檀を原料に使いますが、供養形式の多様化を考え、時代のニーズに合わせた結果の商品化です。故人がスイカ好きだったら喜ぶと思いますし、お盆の帰省の際のお墓参りで、お子さんにも楽しんでもらいたいですね」(同社広報担当者)

 スイカの香りは、生産量日本一を誇る山形県尾花沢市のスイカを丸ごと搾った本格派。同社ではスイカ型のロウソクも販売しているので、併せて使えば完全に夏気分だ。ただし、変わり種の線香の販売の背景には、業界のやむにやまれぬ事情もある。都市部への人口集中や核家族化の影響で、国内の線香販売高は273億円(14年)と長期低落傾向。白檀など香木の輸入価格も上昇の一途なのだ。

 もっとも、カメヤマはその都度、アイデアで荒波を乗り切ってきた。今では結婚式の定番になった「キャンドルサービス」も、もとは同社の営業マンがはやらせたものだ。

「この先、線香とロウソクの市場が拡大するとは考えられません。とすると、社員が知恵を絞って新たな市場を開拓しなくてはいけない。スイカ線香もその延長線上のひとつです」(前出の同社広報担当者)

 さらに同社は「カレー」「不二家ネクター」の線香も販売中。GWの帰省の際に使用すれば、亡くなったおじいちゃんもニンマリするはずだ。


他にも、「不二家ネクター」のお線香



リラックマのお線香



なども取り揃えています。



線香とロウソクの市場が拡大が見込めない中のカメヤマさんの取り組み

ですが、本当にアイデア勝負だと思います。



イオンモール長久手店でも、これらのお線香は線香に全く興味の無い

高校生などの若い世代もご購入されます。自分使いにプレゼントに。

お線香の進化も今後も楽しみです。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:58 │日々いろいろ

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2017年04月28日

続・消えゆく宮型霊柩車



2016年11月19日付けブログ記事「消えゆく宮型霊柩車」

取り上げましたが、全国的に宮型霊柩車が激減をしています。

全国各地の火葬場で乗り入れが禁止になるところが増えてきたと

いうことも大きな理由の一つですが、お客様そのものの嗜好が変わった

ということが一番の理由でしょう。

ひと昔前では、「霊柩車と判らない霊柩車でお願いします」

ということをお客様から言われました。

これの霊柩車が現在では主流になっている「洋型霊柩車」もしくは

「バン型霊柩車」といわれるものです。

宮型霊柩車が激減している背景に家族葬などの葬儀の小規模化が

あげられます。

装飾の施しが激しい宮型霊柩車は多くの参列者にあの世に行く車として

見て貰うことも目的でしたが、その目的をニーズとして必要しない方が

多くなりました。そして、そもそも「あの世」の存在を否定している

お客様が多くなっていることも原因です。




フューネのクループ会社「ゼロナイントヨタ」が所有する上の写真の

宮型霊柩車も需要の減少と老朽化で、廃止をすることを決定しました。

あと1ヶ月は運行の予定ですが、長年活躍した車両が無くなるのは

とてもさみしいことです。

プラチナ箔を使用した贅沢で気品のある霊柩車でした。











  

2017年04月26日

お泊り

葬儀会館には、お亡くなりの方との最後の夜を過ごして頂く為に、

仮眠が取れるような設備があります。

昔から基本的にロウソクと線香の火をを絶やさずに過ごしたことの

名残であり、葬儀会館で熟睡するということはなかなか出来るものでは

ありません。





最近では、通夜の夜もどなたもお泊りになられずにご自宅や手配した

ホテルにお戻りになられるお客様がとても多いのです。

昔のお葬式というのは喪主や遺族は眠ることがなかなか叶わず、

睡眠不足であることが常態化していました。

お葬式を施主として出すことはとても体力がいることです。

昔から、葬儀社の社員は少しでも喪主様はじめ近親者の皆さまに

少しの時間でも睡眠をとって頂くようにアドバイスをしてきました。

今でもそれは同じなのですが、お客様のほうからロウソク、線香の

火を絶やさないという「寝ずの番」をしないことをはっきりと

言われることが増えています。

葬儀の簡略化の中で体力的な面も簡略の方向に向かっています。

葬儀会館にお泊りになられることが負担だと思っていらっしゃる

方が増えていることは時代の流れで仕方のないことですが、

お亡くなりの方と過ごす最後の夜であることも事実。

この塩梅が難しいものです。




  

Posted by フューネ三浦 at 08:31 │フューネ(会社)のこと

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2017年04月22日

メールの活用

私自身は最近、パソコンに送られている「電子メール」は少なく

なっています。その代り、FacebookやLINEからの通信が

劇的に増えているのです。SNS全盛の時代には当然の

成り行きであり、多くの方がそのような状況ではないでしょうか。

それでも、比較的重要なメールはパソコン上のメールに届くことが

ほとんどです。特にビジネスに関する重要のメールは

なおさらでしょう。




葬儀の訃報においても、メールを活用される方が増えています。

少し前まではFAXでの通知が主流であったのですが、最近は

ペーパレスでの通知が主流になっているのかもしれません。




お客様の中には葬儀代の請求書も電子メールで送って欲しいといわれる

お客様もいらっしゃいます。

そして、お客様から遺影写真に使用するデータなどをお送り頂くことも

頻繁にあります。

このような時代で怖いのは、メールを受けた時に見落とすこと。

これを防ぐために監視を24時間しなければならないのです。

実際に、お客様から通夜に間に合わせるように急ぎで発注しなければ

ならないご注文を電子メールで頂き、お電話もなく、一時間ほど

気づかなくて通夜に間に合わないということがあり、お客様に迷惑を

おかけしたことがあるのです。



メールのことでトラブルがあると「メールを確認しないほうが悪い」

という風潮がいつしか出来上がっています。その点、送り手が

確実に届いたかを確認できるLINEの「既読」の機能は大変便利

ですが、電子メールにおいて本当に重要なメールを送ったならば、

電話で確認していかなければならないのです。










  

Posted by フューネ三浦 at 08:22 │フューネ(会社)のこと

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2017年04月20日

成年後見

人生の終わりを見つめる「終活」の活動の中で、「死」に対する様々な

備えを提唱してきましたが、近年は「死」に対する備えよりも前に、

「認知症」になったらどうしようというリスクを終活の専門家も盛んに

語るようになってきました。

法的には成年後見制度(せいねんこうけんせいど)があり、

民法に基づく法定後見と、任意後見契約に関する法律に基づく任意後見

は大きく2種類の方法があります。法定後見は家庭裁判所が指定をした

弁護士や司法書士が後見人となり、その人の財産等を守る役目が

あります。

これに対して任意後見制度は任意後見制度に基づき、一定の条件を

満たせば誰でも後見人になれる制度です。

法定後見の場合は実の息子や娘であっても、勝手に親の財産を処分

できなくなることになり、財産を守られることは良いのですが、

不便さを感じずにはいられない制度です。




2025年には認知症になる方が700万人を超えるとの予測を

厚生労働省が出しています。5人に1人が認知症を患う計算です。

これだけの人が認知症になり、正常な判断ができなくなることで、

備えをしておくことは非常に大切なことですが、ご年配の方は

結構聞き飽きている感があるのです。

所々で開催されるセミナーでも成年後見のお話が多いのですが、

本質は自分はボケないという根拠のない自信と死と同等に

自分にとって都合の悪いことは先送りしたいという心理が働くのです。

そして、一番の本質は制度そのものが難しいと感じる高齢者の方

が多いのも事実。いくら有効な制度でも利用がなければ意味が

ありません。




超高齢者社会の現代では老いも若きも他人事としないこと。

自分の周りにリスクはたくさんあります。

死に対する備え同様に、認知症対策も大切なことなのです。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:55 │終活の教科書

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2017年04月18日

喪に服する時間

天皇陛下が生前に退位をするということで、退位をされた後の天皇陛下

のお葬式をどうするのかという議論がおこっています。

天皇の葬儀は「大喪の礼」といい国の儀式として行われる葬儀です。

現憲法の下で行われた大喪の礼は昭和天皇のお葬式しかありませんが、

天皇の葬儀に対して「自粛」の風潮が巻き起こり、多くの祝い事の行事

が中止になりました。

国民が天皇の死に対して喪に服す時間でした。




自粛と言っても一時のことで、喪主であった今上天皇は一年間の喪に

服す時間を作られました。

これはとても大変なことであり、葬儀の簡略化が進むのは喪に服する

時間に対する負担のことが大きいものです。



最近の葬儀では仕事をしながら、お葬式をされるお客様が多くなり、

また、喪主でも午前中の葬儀を執り行って、午後から職場復帰という

方も多くなっています。

葬儀が日常生活の中で行われており、言い換えれば

「喪に服する時間」が短くなればなるほど、葬儀の簡略化が進んで

いきます。



現代の事情の中で「喪に服する時間」が充分に取れないのはある程度

仕方の無いことかもしれませんが、全く時間が取れないのは問題だと

思います。

お亡くなりの方を思って自身の行為に何らかの制限をかけることで

「気づく」こともありますし、喪に服する時間とは悲しみを癒すことが

できる時間でもあるのです。










  

Posted by フューネ三浦 at 08:16 │お葬式の知識

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2017年04月16日

人と人の間の交通整理

新幹線に乗っていると、車掌さんの仕事というものは他のお客様対する

苦情を承って、速やかに処理をすることが一番の仕事なんだなと思えて

きます。

例えば、指定を受けた座席に他のお客様が座っていたり、座席の

リクライニングシートを倒しすぎて不快、グループのおしゃべりが

うるさくて眠れないなどのクレームは本来は乗客同士が声をかけること

で自然に解決できることでした。

しかしながら、乗客同士が直接接してトラブルになることを敬遠する

ことがいつの間にか定着し、間に入って問題を解決をするのが

車掌さんの仕事になっているのです。

本来の運行の補助をする為の車内放送や安全確認が主たる業務

でしたし、おそらく今もそうなんですが、「車内の秩序の維持」という

業務が最も重要な役割になりつつあるのでしょう。





葬儀社の社員も何時しか、家族間の調整や弔問客の間に入って

葬儀の秩序の維持をすることの仕事が増えてきたように思います。

家族間の仲が悪い場合は時として伝書鳩のような役割をしなければ

ならないこともありますし、葬儀中に会葬者同士のおしゃべりの声が

大きいというたのお客様からのクレームも解決しなければなりません。




サービス業において「人と人の間の交通整理」というサービスの

重要性が今後ますます重要になっていくことは間違いのないことだと

思っています。



  

Posted by フューネ三浦 at 10:03 │日々いろいろ

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2017年04月12日

カーナビの信用性

カーナビで目的地を設定することが意外に多いのは「葬儀会館」

でしょう。急な訃報に接し、弔問に向かう時に、訃報に案内のある

住所や電話番号を頼りに、弔問に行くということは多くの方がすでに

体験をされたことのあることではないでしょうか。

大変便利であり、初めて行く場所には欠かせないツールです。




しかしながら、カーナビの地図ソフトの更新をしていなかったり、

新たに出来た新設の葬儀会館に行こうとした場合、該当する住所を

入力しても辿りついた場所が目的地と違うということが往々にして

あります。

さらに、大手の葬儀社では葬儀会館名が一緒というところが多く

数ある葬儀会館から目的である葬儀会館を正しく設定をしておかないと

通夜・葬儀の会場ではない葬儀会館に着いてしまいます。




お客様が葬儀会館の場所を間違えてお越しなられることはフューネの

葬儀会館でも頻繁にあり、多くの場合はお客様の思い込みによって

起こるのです。

お客様にとって間違えたことに対する気まずさもありますが、

それよりも大切な通夜・葬儀に間に合わないなんてことは本当に

避けたいものです。



初めて行く場所への鉄則ですが、時間的な余裕を持っていきたい

ものですね。







  

Posted by フューネ三浦 at 08:30 │フューネ(会社)のこと

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2017年04月10日

桜の時間

今年の桜はようやく満開になりました。

いつもよりも一週間くらい遅いような気がします。

日本人にとって出会いと別れの4月というこの季節に咲く桜には

他の花には無い特別な感情を抱く花なのです。

桜の語源を辿っていくと桜は「サ」「クラ」であり、「サ」は神様に

つける接頭語であり、「クラ」は座です。

つまりサクラは「神様の椅子」という意味で転じて「神の宿る木」と

されています。




日本人の精神的な中枢にあるサクラを一目見ようとする外国人が

増えているそうです。桜の開花の時期に合わせて来日される観光客も

増えています。

蕾から花が散るわずかな時間を人生の儚さと捉える日本人の考え方が

多くの外国人に理解をされはじめています。




桜が咲いている時間に自分の人生を見つめ直すこと。

終活の第一歩を始めるにはやはり、ベストシーズンです。




  

Posted by フューネ三浦 at 08:15 │日々いろいろ

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2017年04月08日

会葬香典辞退

家族葬で執り行いますので

「ご会葬・ご香典はご辞退申し上げます」

という告知をされるお客様が増えています。

家族で行うのでそっとしておいて欲しいというお客様の願望と

ご弔問のお客様がいらっしゃることの煩わしさがこのようなニーズを

高めているのでしょうか。




しかしながら、そのような案内を出していても、ご弔問にお越しに

なられるお客様やご香典をご用意されるお客様がいらっしゃいます。

ご香典はご丁重にお断りをすれば良いのですが、わざわざお越し頂いた

お客様を葬儀会場の中に入れないなんてことは難しいのです。

けれども会葬者がお越しなられるという想定をしていない為に葬儀会場

が狭いなどの不便や会葬のお礼品を用意していない為にお客様に

手ぶらで帰すということが起こり得るのです。




お葬式は基本的に誰がくるのかわからないからこそ、充分な用意をして

備えることが大切ですが、葬儀の小規模化に伴い、用意そのものが

未熟なことが多くなってきました。

考えてみれば、時間が無い中で準備を怠ることが出来ないものの

代表選手が葬儀であるようなものでした。

だからこそ、大変であった葬儀の準備はおもてなしの心の

基本でしょうか。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:38 │お葬式の知識

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2017年04月06日

お茶の選定

自販機のペットボトルも、季節によって味が変わることが当たり前

の時代になってきました。

さらに、常温とか冷やしてとか、温めてということに適した

お茶の配合もあってとても細やかな対応が自販機も必要です。

多くの人々が美味しいお茶の味の違いがわかる現在において、

美味しいお茶をお客様に提供することは本当に難しいことです。




フューネの葬儀会館で提供している緑茶は、どのようなお茶の入れ方

でも一定レベル以上のクオリティの味が提供できる茶葉を

使用しています。

しかしながら、さらに美味しくお茶を提供できるように、やはり多くの

お茶を絶えず調査をしていなければなりません。

「葬儀会館のお茶がまずい」

と言われないように、またお客様が持っている「不味い」という

先入観を裏切らなければなりません。



葬儀会館で提供する備品や商品の細部までもこだわることが

「感動葬儀。」の実現には不可欠です。

お茶が美味しくて感動したというお客様も増やしていかなければ

なりません。



  

Posted by フューネ三浦 at 08:02 │フューネ(会社)のこと

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2017年04月02日

三世代前のご先祖さま

自分からみて三世代前の直系の親族は多くの方は自分が生きている間に

この世で会うことが出来ると言います。

自分の祖父、祖母は多くの人々にとって身近な存在であり、仮に

お亡くなりになられていても多くの思い出を思い出す存在では

ないでしょうか。



年忌法要はお亡くなりになられた方の供養をすることが一番の目的

ですが、一番大切なことは忘れないということでしょう。

法要を通じて、親族が集まり、思い出話に花を咲かせて、お亡くなりに

なられた方のことを思い出すことがとても大切なことです。

最近の法要も参加をされる方が少なくなってきました。

お亡くなりになられた方からみて、子は集まっても孫の世代は法要に

参加しないというケースがよくあります。

実はこのようなことの積み重ねが、自分にとって二世代前、三世代前の

ご先祖さまのことを思い出せない人々が増加しています。

私たちは直系のご先祖さまが必ず存在するのに、そのご先祖さまを

ほとんど知らないということは本来はあってはならないものだと

思います。



供養のカタチは変わっていきますが、供養の本質は忘れないということ

だけは変わりません。

年忌法要は出来るだけ多くの親族でお送りすることが大切なのです。  

Posted by フューネ三浦 at 09:37 │日々いろいろ

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