2016年08月04日

眼鏡

人間の体の中で、最も早く老化現象が起きるのが「目」だと

言われています。10代の前半で起きてくると言われていますが、

昨今のテレビパソコン・ゲームなどの普及で実際には6歳くらいから

目が悪くなる人が多いのです。

思えば私も小学校の低学年の頃から、眼鏡をかけていました。

今では裸眼では日常の生活が出来ないくらい目が悪いので、

眼鏡が手放せません。

眼鏡は最早、体の一部だと言っても過言ではありません。



人生の大半で眼鏡をかけてきた人にとって眼鏡はその人そのものである

とも言えます。その人にとって人生の終焉を迎えた時には遺品として

「愛用の眼鏡」になるのです。

多くのご遺族の皆さまからお棺の中に入れてあげたいものとして

「眼鏡」をリクエストされます。お亡くなりになられた方の象徴とも

言える愛用の眼鏡を入れてあげたいという感情は当然といえば

当然のことです。しかしながら、眼鏡は火葬場の規約により、入れる

ことが出来ないのです。実際にこっそり、入れてしまうお客様も

いらっしゃるのですが、収骨の際に眼鏡のフレームはそのまま残って

しまい、火葬場から怒られますし、さらに問題なのはレンズが溶けて

骨と骨がくっついてしまいます。




眼鏡を入れて火葬をすることはできませんが、お棺の中に入れること

はいけないという決まりはありません。火葬炉の入る直前までに

お棺から出せばよいのです。ただ単に「入れられません」という

葬儀社の対応が多い中で、できる限りのお客様の心情を汲んだ

対応をすることがとても大切なのです。それが「感動葬儀。」

に繋がっていくのです。






  

Posted by フューネ三浦 at 08:45 │日々いろいろ

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