2016年06月23日

人は人から買いたい

インターネット上の商店にて朝に注文を入れると、夕方には手元に

届いてしまうといった現代は便利さにおいては究極と呼んでもよい

レベルまで達しているのではないでしょうか。

田舎においてもネット環境さえ、整っていれば、欲しいものを欲しい

だけ買えることができますから以前比べると田舎暮らしも便利に

なっています。ネット上の商店がバーチャルならば、現実に存在する

商店をリアル商店とも呼んでいるのが現代の様相です。




しかしながら、どんなにネット上でモノが買えるといっても人間は

基本的に人からモノを買いたいのです。

スーパーマーケットが発達した昭和40年代・50年代においても

街の商店街でお買い物をしていた主婦たちは店主との会話のやり取り

を楽しむことが買い物の楽しみでした。




例え話です。彼女がティファニーのペンダントを欲しいと言ってきて、

彼氏がブティックで売っている同じ品番のペンダントがネット上で

20%安く買えるからと言って、ネット上で購入して彼女に

プレゼントしても喜びませんでした。

どうしてでしょうか?単に安く買ったことが不満だったのでしょうか?

彼女は彼氏とティファニーのブティックに行って一緒に好きな彼と

商品を選んだりする過程を楽しみかったのではないでしょうか。




葬儀という商品を今はインターネット上で気軽に購入することも可能

な時代です。しかしながら、膝と膝を突き合わせる距離でお客様との

距離を保ちながら、相談を希望されるお客様が減らないのは人と人の

信用をお客様が求めているからでしょう。

便利な時代でも人と人の間にある信頼というか、そこの絆は

絶対に無くならない心の根底の部分でしょう。