2016年06月03日

兄弟ってなんだろう?

兄弟というのは、ほとんどの場合は幼少期に同じ時間を共有し、

同じ両親に愛情を与えられ、共通のDNAを持つ存在と言っても

良いでしょう。年の近い兄弟ならば、喧嘩もしますが、人生において

お互いに支え合うことの出来る肉親であることは間違いのない

事実です。

大人になるにつれて、同じような環境で育った兄弟でもだんだんと

別の道を歩み出すと、兄弟でも会う回数が減ってきます。

幼少期に同じであった価値観もそれぞれが成長するに従って、

大きな差を生んでしまうことは仕方のないことかもしれません。

さらに、それぞれが結婚をしてそれぞれに配偶者と結婚すると

自分だけの価値観が配偶者に大きく影響してしまうものです。





さて、お葬式の現場では本当に仲の悪い兄弟にしばしば出会ってしまう

ものです。以前にブログに書いた通り、親の相続で揉めて、仲が

良かった兄弟がすっかり仲たがいをしてしまっているケースも多いの

ですが、そもそも、それまでに歩んできた道が違い、価値観の相違に

よって仲が悪い兄弟も多いものです。

また、それぞれの嫁が仲が悪く、それに呼応して兄弟までも仲が悪い

というケースも。。。



兄弟の仲が悪いお葬式では長男が喪主なのに次男が仕切っている

とか、葬儀後のお骨の取り合いをしているなどと言ったケースも

見受けられます。

一旦、関係性が不自然になると他人よりも修復が難しいのが兄弟

であり、また、兄弟のとりまく人間関係のすべてが不自然な状態に

なってしまうことがあります。

男の兄弟とは、お互いが良きライバルであるからこその喧嘩や謀略は

昔から変わらないことの一つでしょう。



兄弟がうまくいく方法は

「順序を守ること」に尽きます。

兄がいて弟がいる。

この順番が守られていないからこそ起きる不仲がほとんどでは

ないでしょうか。

親のお葬式の時に、不仲な兄弟の姿を見るのはとても孝行息子の

することではありませんよね。













  

Posted by フューネ三浦 at 08:17 │日々いろいろ

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