2016年05月12日

人の間

超高齢化社会の中で気が付けば80歳といっても誰も長寿だとは

思わない現代です。30年前くらいではご当地の葬儀の現場は

80歳を超えた方が亡くなると長寿にあやかろうと

花篭(はなかご)というものを用意し、出棺の時の時に「篭」を

振り、そこから降ってきたお金を拾うと長生きできるという風習が

ありました。また、福井県などでは長寿を祝って赤飯を振舞うと

いう習慣もあるのです。


※上の写真は弊社施行の花篭の様子



20年前はきんさんぎんさんが100歳ということでマスコミに大きく

取り上げられ、100歳が一つの長寿の指標をなったのです。

あれから20年経った現代は100歳を超える人も多く、100歳だから

ということで驚く人は少なくなったようです。

人は何歳まで生きられるのかということを科学的に研究している方

に言わせると脳の耐久性は120歳が限度だということで120歳が

人間の限界寿命であるのです。しかしながら、この限界寿命も少しづつ

ですが、長くなっていく傾向にあるのだとか。

将来的には130歳までも生きられる時代がくるのかもしれません。



人の寿命は長くなっていくのですが認知症や癌などの病気は人生50年

と言われていた時代にはほとんど発症しなかった病気です。

身体は子育ての終わる55歳程度を目安としての耐用年数しか計算

されていないのですから、その後の人生は身体の故障と修理を上手に

繰り返さなければなりません。

超高齢化社会を生き抜く上では特に重要なことです。




人の間が長くなっているのに、その間を上手に使えないのはなんとも

嫌なものです。人の間が長くなっている分だけ人の間に生きることを

充実させていきたいものです。


  

Posted by フューネ三浦 at 09:18 │日々いろいろ

コメントをする・見る(0)