2016年04月01日

「既読」の効用と弊害

2014年4月18日付ブログ記事「既読スルー」でも

取り上げましたが、今や老いも若きも多くの人が使用している

「LINE(ライン)」にて届いたメッセージを読むと「既読」という

マークが相手に伝わり、それを返事もしないで放置しておくと学校では

いじめの対象になってしまうといったことが起きているという弊害を

ご紹介させて頂きました。




そもそも、「既読」というマークは相手がメッセージを読んだかと

いうことを確認するのに大変便利な機能であるのですが、

反面「既読」に縛られるように感じます。

では送った側に「既読」が付かなかったら、やはり何等かの心配を

してしまうものです。

「既読」の機能を思いついた「LINE」の開発者によると、

東日本大震災の時に、メールを送ったのに返信が無く、せめて見たか

見てないかが判れば生死の安否確認ができるのにといったことを

受けての誕生だったということです。

大災害からの学んだ教訓から生まれたのですね。




突然の死を迎えてお葬式になったお客様が「LINE」に既読が

付かなくて「おかしい」と思っていたらこんなことに・・・

と嘆いておられる方がいました。

自分の大切な人に送った「LINE」のメッセージに数日間、「既読」

のマークが表示されなかったら、本当に一大事だと思います。

遠く離れて暮らす家族の安否を確認できるのが「既読」の効用であり、

生死をの確認をするツールとしても有効なものなのです。






  

Posted by フューネ三浦 at 08:38 │日々いろいろ

コメントをする・見る(0)