2014年10月03日

御嶽山

御嶽山で起きた突然の噴火は戦後最悪の被害者の数になっています。

3000m級の山であるけれど、子供からお年寄りまで比較的気軽に

登山が楽しめる人気の山です。私も小学1年生から小学6年生の

間、毎年夏に登っていた山であり、とても愛着のある山です。

20代の頃は毎シーズンスキーに行っていた思い出の深い山です。

私の通っていた高校の校歌には

「♪御嶽山は遠白くして~」

という歌詞が入っていました。豊田市からは秋や冬に空気の澄んで

いるときに御嶽山を見ることが出来るのです。

自分にとって身近で起きた山での被害にショックは大きいのです。



さて、運ぶ命と書いて「運命」と言えども、被害者や関係者に

とって何ともせつない結果です。その場、その時にそこにいたことが

ほんの一瞬のわずかな違いだけで生死を分けてしまうという残酷な

運命です。今回に限らず多くの災害に巻き込まれた時も同様ですが、

生死の表裏は本当に薄い薄い境目なのです。

元来、「死」というものは自分の持っているものを

捨てていくことです。

老衰や病気での死ならば、捨てるものをひとつひとつ時間かかけて

捨てることができるのですが、災害に巻き込まれた方にはゆっくりと

大切なものを捨てる時間さえも奪ってしまうのです。

結果的に捨てるものが捨てきれていないから、「無念」という感情に

なってしまいますし、捨てられていない多くの関係者が弔問に

やってくるのです。それだけお葬式は悲しみの多いものになって

いきます。



今回、犠牲に遭われた方のご冥福をお祈りするとともに、

今まだ行方不明の方が全員発見されますように願っています。












  

Posted by フューネ三浦 at 09:39 │日々いろいろ

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