2014年07月31日

遺体を返せ

ウクライナでのマレーシア航空機爆破や韓国のセオール号沈没で

など今年は人災とも言える事件や事故が目立っています。

一度に多くの人が犠牲になる事故は本当に傷ましいものです。

しかも、多くの学生が犠牲になったことを考えるとやるせない気持ち

です。テレビのニュースでは犠牲に遭われた家族が激しく泣き叫ぶ

姿を見るとこの方たちを何とか落ち着かせるすべはないのかと

思います。他人は無力であることを感じずにはいられません。




事故に遭われてお亡くなりになられた方の弔いは何もないところでは

できません。供養する対象物が必ず必要なのです。

例えば、慰霊碑とか事故が起きた場所などは供養する対象なのです。

日本航空のジャンボ機墜落事故は墜落現場である御巣鷹の尾根には

30年近く経った今も慰霊の為に登山をしています。

整備された供養施設があることはありがたいことです。

しかしながら、なんと言っても供養の対象物は遺体なのです。

いや、お骨と言い換えたほうが正確かもしれません。

突然の「死」の悲しみにくれる遺族は異口同音に

「遺体を返してほしい」というのは供養の対象が遺体だからです。

これは、事故だけでなく地震のなどの天災でも同じです。

ですから、人は2次被害で捜索者が新たな災害に巻き込まれる危険性

を犯してでも「遺体」を探すのです。




戦争というのは供養の対象物である遺体すらぞんざいに

扱われるものです。テレビで観る限りウクライナのマレーシア航空機

爆破事件の遺体処理はそう見えました。

自身の命の保証すらされないばかりか供養の対象物である遺体の

確保さえままならない戦争は絶対に起こしてはいけないし、

巻き込まれるもいけません。









  

Posted by フューネ三浦 at 08:39 │お葬式の知識

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2014年07月29日

ヤフーのエンディングサービス

検索サイト「ヤフー」が「ヤフーエンディング」という

ポータルサイトを開設しました。

下記アドレス↓
http://ending.yahoo.co.jp/








「もし今日が人生最後の日だったら旅立つ準備はできていますか?」

というキャッチコピーで生前の準備を提案しています。

自分の死後に自分が亡くなったことを伝えるサービスやヤフーボックス

内のデータを削除をしてくれるサービスはヤフーならではの

サービスではないでしょうか。



そしてヤフーは「ヤフーのお葬式」として同サイトで

葬儀という商品の取扱いもはじめました。

インターネット上では大変な力のある「ヤフー」が始めることに

期待と不安があるのが正直なところです。

しかしながら、気軽にネットで検索して何でも調べることが出来る

時代では当然の成り行きです。

「葬儀」という商品も例外ではないことは確かです。




  

Posted by フューネ三浦 at 09:03 │お葬式の知識

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2014年07月27日

DNA鑑定

DNA鑑定の精度が上がり、今ではほぼ100%の確率で鑑定ができる

ようになりました。また、費用も安くなりこれまでよりも気軽に

DNA鑑定が受けられることが出来るようになったことで本当は父親が

誰の子か疑わしい親子間の調査にDNA鑑定が積極的に採用されて

います。真実が判ることはありがたいことですが、時として真実は

ナイフのような切れ味で心を傷つけます。時として「残酷」という言葉

を使いたくなるような真実が生まれてくることもあるのです。

先日、最高裁の判決でDNA鑑定で血縁関係が否定されても親子と

認める初判断が示されたことは時をして真実よりも優先しなければ

ならないことがあるということの問題提起だと思うのです。




さて、DNA鑑定ですが身元の分からない時や事件や事故に巻き込ま

れた時に大変に役に立ちます。只、DNA鑑定には数日かかることが

あり、しばらく葬儀をすることができません。

この数日というのはご遺族様にとってとても長い時間なのです。

「死」を認めたくない気持ちと早く判明して欲しい気持ちが交錯して

何とも複雑な気持ちです。しかしながら、遺体の損傷が激しくとても

認識できない場合にとってDNA鑑定は真実を知る大切な行為です。




葬儀におけるDNA鑑定はご遺族にとって救世主であり、無くては

ならない大切な技術です。

ですが、死亡時にDNA鑑定にお世話にならないような死に様で

あって欲しいものです。














  

Posted by フューネ三浦 at 09:06 │お葬式の知識

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2014年07月25日

サマーコンファレンス2014

今年は私が所属している団体の一つである一般社団法人豊田青年会議所

から上部組織である日本青年会議所に出向をしています。

全国から40歳未満の青年経済人が集まる青年会議所で最大の

運動発信の場である「サマーコンファレンス」という

イベントを設営を行う委員会に所属しています。

先日、7月19日・20日に約一年かけて準備してきた

「サマーコンファレンス」の本番を向かえることができました。

本業の仕事をしばし、休んで4泊5日で横浜に行ってきました。



今年は例年のメイン会場となるパシフィコ横浜を飛び出し、

横浜市内各所でセミナーやフォーラムが行われました。

私は本部事務所のおいた開港記念会館を拠点で活動していました。



上の写真が開港記念会館ですが、横浜開港50周年を記念し、

市民の寄付金により大正6(1917)年に創建されて以来、

横浜の代表的建造物の一つとして多くの市民に親しまれてきました。

関東大震災や第二次世界大戦の戦火からも焼失を逃れ、国の重要文化財

に指定されている横浜のシンボル的な建造物です。そのようなところに

事務所を置くことが出来たのはうれしいことでした。

初日の最後は赤レンガ倉庫に設けられた特設会場で海上自衛隊所属の

ソプラノ歌手三宅由佳莉さん。能楽師の久田勘吉郎さん。

歌手の大塚愛さんのライブがこの日一番の盛り上がりでした。

大塚愛さんの最後の曲に合わせてはじまった花火大会は素敵な夏の夜の

演出でした。






2日目はパシフィコ横浜の5000人は入れる国立大ホールが

ほぼ満席状態でした。







この日のメインフォーラムは内閣総理大臣安倍晋三氏の講演でした。

現職の総理大臣が講演するということで例年以上に参加者が

集まりました。

これだけの規模の行事を運営する主催者側として携われたことは

大変でしたが、良き学びになりました。










  

Posted by フューネ三浦 at 09:07 │社長のプライベート

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2014年07月23日

スマホで検索

フューネの公式ホームページのアクセス数は開設時から比べて、

毎年、右肩が上がりです。本当に多くの皆様にご覧頂いています。

最近ではフューネにお葬式のご依頼を頂くお客様の大半がフューネの

公式ホームページをご覧頂き、希望する葬儀会館の概要や祭壇等の

料金プランをホームページで確認されます。

まれに、葬儀の受注をしていると

「ネットに書いてあったことと一緒だね。」

というコメントを頂けます。ホームページの記載と違うことをする

ことはあってはならないことだと思いますが、ホームページ上で

公開しているサービスや価格を忠実に公約として実行しているかと

いうことをお客様の厳しい視点で見られていることも事実です。

同時に私が書いているブログ上で紹介しているフューネの

「感動葬儀。」も事実とは異なってはなりません。

今は情報を公開して、それを公約として守る企業だけが

生き残っていける時代です。




さて、フューネのホームページですがついに4割の方がスマートフォン

からアクセスを頂くようになりました。

パソコンの前からでなく、おそらく思いたったときに気軽に検索を

行うことができるスマホのほうが、人の「死」を意識した時の緊急性

に対して対処できるのでしょう。

スマートフォンから検索されるお客様によりわかりやすいページを

ということでスマホ版のホームページも開設しています。

ますます増えていくであろう「スマホで検索」にこれからもより

わかりやすく有益な情報を公開していきたいと思います。













  

Posted by フューネ三浦 at 09:02 │フューネ(会社)のこと

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2014年07月21日

喪服を着替えて

高速道路上のSAやPAで休憩をしていると黒い喪服を着ている方に

よく遭遇します。年忌法要も含めて遠方までお出かけになる途中と

推測されますが、ビジネスやレジャー客が圧倒的に多い店内では

黒い服というものはどうしても目立ってしまいます。




フューネの葬儀会館においてもお客様から

「着替え室はどこですか?」

というご要望を頂きます。

葬儀会館まで普段着で来て、ここで着替えるというお客様の数は

年々増えているように思います。

場合によっては喪主を務められる方さえ、そのような方が多いのです。

特に遠方からお越しなる親戚の方は着替えを持ってきているケースが

ほとんどです。日常の生活の中で、フォーマルな服はどうしても浮いて

見えてしまいます。

ですから、日常に戻るならば、着替えることを私はお勧めします。

同時にフォーマルな服に着替えることによって「緊張感」が生まれて

くるのですから。




葬儀が終了してお客様がお帰りになられる時、着替えられる方も

いっらっしゃいます。特に若い方ですとほんの数分前まで、

きちっとした服をお召しになられていたのにTシャツ・短パン・

ミニスカートと露出の多い服に早変わり。

本人はそれでよいのかもしれませんが、まだ葬儀会館には

多くのお客様が残留している時は本当に「場違いな」恰好に

なってしまうのです。



人は着るもので相手に対して敬意を表現することができます。

同時に着るもの一つで相手に不快な思いもさせてしまうことが

あります。人の死に対し、弔意を表す葬儀の喪服は正しく上手に

着こなしたいものです。














  

Posted by フューネ三浦 at 08:57 │お葬式の知識

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2014年07月19日

交通事故のお葬式

自動車の運転免許証の更新の度に、見させられる悲惨な交通事故の

生々しい映像は、私たちの運転に対する過信や慢心から気を引き締める

ことに対する一定の効果があることは間違いありません。

しかしながら、まだそれは他人事であり、自分は事故には関係ない

という心の奥の本心は変わることはないでしょう。




葬儀の仕事をしていると一年間に数件は死亡事故が原因で

亡くなった方のお葬式に遭遇します。被害者である家族の悲しみは

言葉にできないくらいの重さであり、その場の空気は逃げ出したくなる

くらいの雰囲気が漂っています。被害者にとっても最悪の感情ですが、

加害者も同時に同じです。葬儀に弔問に行っても激しい罵り合いに

なりますし、弔問に行かなければそれでまた大問題になり、事後処理の

和解の道は閉ざされてしまうこともあるのです。

仕事柄、加害者が被害者の家族に謝罪する場面に何度も立ち会った

ことがありますが、毎回、本当に「悲劇」というものは

こうなんだと思うなんともいえない空間です。あの場面に立ち会うと

事故の恐ろしさを体感できますし、絶対に事故はおこししては

ならないと思うのです。




私が、経験した事故の中で、ある老夫婦が前を走るダンプカーに

突っ込んでしまったということがありました。

はじめ、ご主人が亡くなり、病院から自宅にお連れしてご遺族の方と

イザ葬儀の打ち合わせをしようとするとそこにいた人々が

誰も口を開かなかったのです。

たいそう悲しみが深い様子ですので、打ち合わせは明日にしましょうか

と提案したところ、一人の人がやっと重い口を開いて、

「今、この人の奥さんも危篤なんだ」と。

結局、その後3日間葬儀の打ち合わせが出来ずそのままになりました。

4日後残念ながら、奥様も亡くなりました。また私が奥様をお迎えに

行きご自宅にお連れしてお棺を二つ仏間に並べた時、ご家族の

皆様からは安堵の声が。

「一緒に天国に行けてよかった」


突然の交通事故ですが、ご遺族の方にとって「夫婦揃って」と

いうことは「良かった」ことでした。




交通事故のお葬式は被害者家族にとって受け入れがたいことです。

それでも、前を向いてお葬式を進めることは深い深い悲しみから

抜け出す第一歩なのです。















  

Posted by フューネ三浦 at 08:35 │お葬式の知識

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2014年07月17日

エンディングノート信託

各地で行われている終活フェアですっかり定番になっているのが

エンディングノートです。

エンディングノートについてはコチラ↓
http://fune.boo-log.com/e214060.html



フューネでは「人生ファイル」と名付けてこれまでにも何回も

このブログでもご紹介をしてきました。

エンディングノートが普及していくとは良いことですが、同時に

エンディングノートを書く人が多ければ多いほどある問題が

発生してしまうのです。それはせっかく書いたエンディングノート

中身が無駄になってしまうことです。

おそらく、半数以上の方の意志が実行されることなく、別の形で

お葬式などが行われてしまうのです。

「葬儀は家族だけで。」

「祭壇はバラを飾ってほしい」


そのような希望もエンディングノートを実行してくれる「誰か」が

いない限り、叶わぬ希望となってしまうのです。



そもそもエンディングノートには法的な根拠は存在しません。

つまり、法的に守られることはないのです。

それを法的に守る方法としてフューネでは

「エンディングノート信託」

をお客様に提案しています。

お客様が書いたエンディングノートをフューネが数値化してまず、

金銭的な根拠を明確にします。そしてその金銭的な根拠と

エンディングノートをフューネの指定する弁護士にお願いして

信託契約をします。

そうすることで自分の死後に「ああして欲しい」「こうして欲しい」

というお客様の想いを確実に形にするのです。





もう一度言いますが、エンディングノートは書いただけでは

何の意味にもなりません。自分の死後に書いている希望が確実に

実行されて初めて意味があるのです。

エンディングノートの信託するという提案はまだまだ新しい提案である

と同時にまだまだ少数の葬儀社でしか取り扱うことのできない新商品

ですが、今後は確実に広まっていくでしょう。

興味のある方は是非、フューネまでお問い合わせください。






信託についてはコチラ↓
http://www.fune.ne.jp/service/entry-174.html









  

2014年07月15日

死後の事務手続き

はっきり言ってお葬式が終わったあとの事務手続きはお葬式よりも

大変です。お葬式では宗教的な意味合いの処理や悲しみの処理、

離別のすることの心の整理などは解決してくれますが、人が生きて

きた証はお葬式を行ったからといって決して消えることはないのです。

人が亡くなった時に行わなければならない事務の手続きを下記に

まとめてみました。

委任者の生前に発生した債務の弁済

委任者の死後の葬儀、埋葬もしくは永代供養に関する債務の弁済

親族関係者への連絡

役所への死亡届の提出、戸籍関係の諸手続き役所の届出

健康保険、公的年金等の資格抹消手続き健康保険・年金手帳

勤務先企業・機関の退職手続き会社

病院・医療施設の退院・退所手続き病院

埋葬・散骨に関する手続きお墓

住居引渡しまでの管理

住居内の遺品整理

公共サービス等の解約・精算手続き電気ガス水道

SNS・メールアカウントの削除


人によって関係のない項目もあるかとは思いますが、かなりの

手続きがあるのです。

これらの手続きをお葬式のあとにすべてこなすことになると

お勤め先を何日かは休まなければなりません。



フューネではこのような事務の手続きをお客様に代って代行する

お手伝いをしています。無料でできることもありますが、弁護士・

税理士の先生のお力を借りなければならないこともあります。

おススメしているのはたとえ有償になっても、任せられることは

任せたほうが良いよいうことです。

結果的に多くのお客様が喜んでいただけてます。



人が生きてきた人生の軌跡は誰かに託さなければ消すことが

できません。そして「消す」という作業は膨大ですべてが消える

ことは決してないのです。












  

Posted by フューネ三浦 at 08:41 │お葬式の知識

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2014年07月13日

サンクスカード





フューネではお客様からの感謝の声を該当社員に届ける為に

「サンクスカード」を発行しています。

上の写真はサンクスカードをコピーした一覧表の一部です。

お客様からの「ありがとう」の声はフューネ社員にとって

一番のご褒美。これがあるから厳しい仕事にも「やりがい」を

持って働くことができるのです。



このサンクスカードの情報は葬儀後のお客様からのアンケートから

頂いたものではありません。フューネの渉外訪問員が一軒、一軒

ご自宅まで訪問した際にお客様から発せられた言葉をまとめたもの

です。ですから、お客様からの「ありがとう」の言葉も数年前の

ことだったりします。何年経ってもあの時のお葬式のことを

忘れないでいてくれることはとてもうれしいし、該当社員にとって

サプライズ的な「ありがとう」になるのです。



お客様の感謝は「感動葬儀。」の正当な評価であり、

今後もたくさんのありがとうが頂けるように頑張っていきます。



  

Posted by フューネ三浦 at 09:17 │フューネ(会社)のこと

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2014年07月11日

懺悔の涙

お葬式に涙はつきものです。

愛する人とのお別れは感情的に心が震えることは誰もが体験する

ことであり、悲しい別れには「悲しみの涙」が必然的に

ついてきます。しかしながら、お葬式の最中に流す涙は

「悲しみの涙」よりも「懺悔の涙」のほうが実は多いのかも

しれません。子供が親に対して、生前中親孝行ができなかった

という後悔の懺悔。孫が祖父母に対して生前中に会いに行かなかった

という懺悔。時として、子を失った親が自分より先に死なせてしまった

という懺悔。懺悔の涙は人それぞれの想いがありますが、お葬式の涙は

やはり「懺悔」だと思うのです。



辞書によると懺悔とは

一般に自分が犯した罪や過ちを反省し,神仏や他人に許しを請うて,
心身の苦悩からの解放を求める宗教行為


お葬式が各種宗教と密接な関係にあることは「懺悔」の定義が

少なからず影響しているはずです。

お葬式で涙を流すことは参列される人々の心を洗浄する作用が

あるのです。





  

Posted by フューネ三浦 at 09:00 │お葬式の知識

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2014年07月09日

そうそうの森フューネさなげ 只今、建設中



フューネにおいて10か所目になる直営葬儀会館がいよいよ

今年の秋、オープンできる運びになりました。

先日、無事上棟式も終わりました。

現在、オープンに向け急ピッチで工事が行われています。





新しい葬儀会館の名称は

「そうそうの森フューネさなげ」

豊田市御船町に建設しています。

長年フューネの葬儀会館の空白区であった豊田市猿投エリアでの

出店となります。

該当地域の皆様にとって愛される葬儀会館になるように頑張って

いきます。オープンの詳細については後日、決まり次第、ブログでも

ご報告させて頂きます。


そうそうの森フューネさなげをどうぞよろしくお願いします。


新会館の概要
住所 豊田市御船町鳥坂根34番地1
電話 0565-46-6060(開設準備室直通)







  

Posted by フューネ三浦 at 08:53 │フューネ(会社)のこと

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2014年07月07日

グリーフケアの普及

2008年2月6日付ブログ記事「グリーフケア」で取り上げて

から6年が経ちますが、今、葬儀の現場では「グリーフケア」という

言葉がよく聞かれます。21世紀に入り、葬儀社の基礎能力として

重要視されるようになった「グリーフケア」

お客様の悲しみを単に和らげることだけでなく、何年かかろうとも

悲しみから立ち直って貰うまで面倒を見ることが重要です。

フューネのお葬式では基本的に3回忌のご相談まで各葬儀プラン

に含まれています。中にはそんなサービスは必要ないと言われる

お客様もいらっしゃいますが、通常の悲しみの場合、3回忌までは

立ち直りに時間がかかるものです。

普段の日常の生活の中では平静を装っても、一人になると悲しみ

が襲ってくるものです。そのような時、昔ならば、親戚、近所の方が

力を貸してくれ悲しみを癒してくれましたが、今は近くの身内に頼る

方がいらっしゃらないというケースが多いのです。

結果的にその役割を葬儀社が担うことは必定であり、今では多くの

優良な葬儀社は必ずと言ってよいほど、グリーフケアというサービス

をお客様に提供しています。





お葬式に使う、備品についても以前よりもグリーフケアを意識したもの

が多くなっていますし、葬儀会館も悲しみの中でいかに落ち着ける

空間が作れるかということを念頭において設計をしています。

単にお葬式の備品のレンタル屋であった「葬具屋」から葬祭業は

悲しみを癒すことのできる総合サービス業として

変化しています。

これから先は単に祭壇を綺麗に設営する技術で司会の技術ではなく

グリーフケアの技術の良し悪しこそお客様が葬儀社を選ぶ基準と

なるでしょう。




  

Posted by フューネ三浦 at 11:07 │お葬式の知識

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2014年07月05日

出せば入る

伊勢神宮の式年遷宮では20年に一度、社殿だけに限らず、宝殿外幣殿、

鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎のほか、装束・神宝、宇治橋

なども造りすべてのものを新しく新調します。

まだ使えるのにもったいないような気がしますが、この20年に一度の

神様のお引越しのおかげで、古代の建築技術が現代まで受け継がれて

いるのです。

物事は何かを捨てないと新しいものは得られません。

式年遷宮は「出せば入る」の典型的な事例です。






先日、豊田市小原地区の四季桜愛護会の四季桜の剪定(せんてい)作業

のお手伝いを参加する機会がありました。

剪定とは樹木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くする事で

見た目を美しくするのみでなく、養分を効率よく利用させて生長を

促進したり、病害虫の繁殖を予防する効果ががあります。

近年、老木になってきた桜は花の着きが悪くなってきており、

地域の宝である四季桜を守る為に、発足したのが四季桜愛護会です。

四季桜は一年に2度、花が咲き特に11月が紅葉と桜が楽しめるという

貴重な体験ができるのです。

さて、美しく花を咲かせる為の剪定ですが、時として綺麗な花を

咲かせてくれている太い枝を切る勇気が必要です。

太い枝を切って新しく伸びてきている若い枝を残こすことで、将来

綺麗な花を咲かせることができる場合があるのです。

今、綺麗に咲いている枝を切り落とすことはとても勇気のいること

ですが、今、この時を放置してしまうと未来はがっかりしてしまう

結果になってしまうのです。

やはり、何かを求める時は何かを犠牲にしなければいけません。




剪定作業をお手伝いすることで剪定は会社の経営と全く同じだと

つくづく思いました。枯れた枝を放置しておくと木がダメになって

しまうように会社内における部署も枯れているならば、切り落とすこと

が必要です。時として将来のことを考えて、今綺麗に咲いている枝を

思い切って切るように、今はよくても将来はダメなものを捨てて

いかなければなりません。

「出せば入る」


というように何か行動に移さなければ未来はないのです。






  

Posted by フューネ三浦 at 08:42 │フューネ(会社)のこと

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2014年07月03日

食べたかったもの

フューネでは祭壇に故人の好きだった好物をお供えする「献供」

を実施しています。

また、カメヤマローソクさんから発売されている

故人の好物シリーズと呼ばれるキャンドルは本物そっくりの

出来であり、祭壇やご自宅の仏壇にお供えをするのに人気な一品です。

 

 




通夜の夜に故人の好物を食べながら、故人を偲ぶ「喰い別れ」

いう儀式もフューネでは行っています。生前、お亡くなりの方が

好きだった食べ物には近親・有縁の皆様にとっては懐かしい、楽しい

思い出の一コマであり、葬儀を含め冠婚葬祭には「食」の占める

重要性は計りしれないものがあります。



最近、祭壇にお供えするものは単に「好物」から「食べたかったもの」

をお供えすることの提案をすることの重要性を感じています。

長い闘病生活に果てに死を迎えた方にとって、健康の時に普段

食べていた何気ないものが「食べられない」という状態になります。

長年の習慣化しているご飯とみそ汁だけの朝ごはん。

コーヒーとパンと言った、おそらく日常生活ではあたりまえの

食生活こそ、大切なものです。

「あたりまえ」のことを「あたりまえ」に行えていることは間違いなく

幸せなことなのです。




元来、お葬式とは非日常の典型ですが、非日常のお葬式に日常の

情景を思い出すものお供えや展示はいいものです。

お葬式を普段何気ない日常を演出することでその人らしさが

表現できます。お亡くなりの方にとって「食べたかったもの」は

最後のご馳走ですね。

























  

Posted by フューネ三浦 at 09:28 │お葬式の知識

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2014年07月01日

フューネキャラクターの秘密




昨年より行っているフューネのオリジナルキャラクターに

名前(ファミリーネーム)をつけるキャンペーンはいよいよ

あと3ヶ月を残こすのみになりました。

これまで多くの皆様からご応募いただきましたが、まだ応募されて

いない方は是非、ホームページからもエントリーできますので

お応募をお願いします。

エントリーはコチラ↓
http://www.fune.ne.jp/name/index.html




このキャラクターを作るにあたり、私の子供の頃の体験からある

願いを込めています。それは子供たちに

「葬儀屋」さんを身近に感じて貰いたい

そして葬儀屋さんという職業に偏見を持たないで貰いたい

という願いです。私が小学校の頃に「親の職業が葬儀屋」という

理由だけでいじめに合った体験があります。

「職業に貴賤なし」

という有名な格言はありますが、現実は親の職業でさえいじめの対象に

なってしまう現実がありました。

もしもフューネの社員の子供達が学校で親の職業を公言してそれが

原因でいじめの対象になったらと思うと自分自身の体験から

考えるだけで胸が締め付けられる想いでした。

子供にとって目の前にやってくる数々の苦難が大人の力を借りなければ

まず克服できないものなのです。だから「保護者」が公的にも私的にも

必要です。

公的な保護者としてフューネとしてできることは葬儀屋の持っている

負のイメージを消すことではないかと思うのです。




ある地域の盆踊りでフューネのキャラクターのうちわを無償でお配り

したところ、他社のうちわは余っているのにフューネのうちわは

瞬く間に無くなってしまいました。その後、その地域の小学校の

キャンプの時に飯盒でご飯を炊くときときにうちわが必要だから

うちわを持ってきなさいと担任の先生から言われた子供達は

なんとクラスの半数以上の児童が持ってきたという話を聞きました。

この話を聞いた時に「やった」と思いました。

子供の頃の経験からクラスの半分以上の人が持っているとどのような

ことが起きるかはすぐにわかりました。

「欲しがるのです」

後日、該当地域の数人の子供の親御さんから「うちわが欲しい」という

電話を頂きました。




キャラクターがお客様に与える影響は絶大です。

葬儀屋さんのマスコットキャラクターということで怪訝な顔をされる

方もいらっしゃるかもしれませんが、葬儀屋さんだからこそ

必要であると私は断言できます。

フューネのキャラクターが地域の皆様に認知されていることが

フューネと地域の皆様との距離を縮めることができるのです。


















  

Posted by フューネ三浦 at 09:08 │フューネ(会社)のこと

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