2014年07月27日

DNA鑑定

DNA鑑定の精度が上がり、今ではほぼ100%の確率で鑑定ができる

ようになりました。また、費用も安くなりこれまでよりも気軽に

DNA鑑定が受けられることが出来るようになったことで本当は父親が

誰の子か疑わしい親子間の調査にDNA鑑定が積極的に採用されて

います。真実が判ることはありがたいことですが、時として真実は

ナイフのような切れ味で心を傷つけます。時として「残酷」という言葉

を使いたくなるような真実が生まれてくることもあるのです。

先日、最高裁の判決でDNA鑑定で血縁関係が否定されても親子と

認める初判断が示されたことは時をして真実よりも優先しなければ

ならないことがあるということの問題提起だと思うのです。




さて、DNA鑑定ですが身元の分からない時や事件や事故に巻き込ま

れた時に大変に役に立ちます。只、DNA鑑定には数日かかることが

あり、しばらく葬儀をすることができません。

この数日というのはご遺族様にとってとても長い時間なのです。

「死」を認めたくない気持ちと早く判明して欲しい気持ちが交錯して

何とも複雑な気持ちです。しかしながら、遺体の損傷が激しくとても

認識できない場合にとってDNA鑑定は真実を知る大切な行為です。




葬儀におけるDNA鑑定はご遺族にとって救世主であり、無くては

ならない大切な技術です。

ですが、死亡時にDNA鑑定にお世話にならないような死に様で

あって欲しいものです。














  

Posted by フューネ三浦 at 09:06 │お葬式の知識

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