2014年03月31日

雇用

中学生や高校生の時の友人と会って話していると

「○○さんが東京から帰ってきたよ」

「○○さんが実家の近くに家を建てたよ」


という近況を聞くことが最近増えてきました。

おそらく、街ですれ違っても解らないくらい学生の頃とは変わってしまって

いる同級生たちの近況が聞けることの喜びと生まれ育った地元にいることの

親近感を感じます。

私も一時期は葬儀の仕事を習得する為に地元を離れたこともありますが、

今は生まれ育った地元で事業を継承しています。このことは多くの同級生

たちも同じであり、大学進学の為に地元を離れた人が地元に帰ってきたり、

実家を継承する為に地元に帰ってくた同級生も多いのです。




豊田市は帰ってくることが容易な故郷だと思います。これは豊田市生まれの

方がなかなか気づかない他の地域から比べると優位なことです。

なぜそうなのかと言えば、「雇用」があるからに他なりません。

一時期は東京23区を超える有効求人倍率があり、全国トップクラスの

雇用がある街なのです。

最近、お葬式のコンサルタントの仕事や諸団体の活動の中で全国様々な

場所へ行くことが多くなり、様々な方たちとお話しをする機会があります。

その街の話題になった時に「故郷に帰って来たい」という希望を持った

出身者は数多くいるが、帰ってこれないのは「仕事がない」からというような

お話しをよく聞かされます。

そのような地域の方にとって「雇用」があることは幸せなことなのです。

雇用が少ない地域の葬儀社の場合、そこは優良な雇用先です。

第一に一部の大手葬儀社を除いて家から通えないエリアへの転勤がない

こと、人がいる限り需要が無くならない業種であること、普通のサラリーマン

よりは多少は給与が良いからです。

他の仕事をしていて地元に帰る為に地元の葬儀社に就職した方を私は結構

いろんな方を知っています。





葬儀社は地域に密着しているが故に、地域の雇用にも大きく貢献しています。

フューネの本拠のある豊田市では前述の理由により、さほど評価をしていた

だけませんが、過疎の町での葬儀社の持つ「雇用」という役割は地域にとって

とても貴重な担いなのです。






















  

Posted by フューネ三浦 at 09:12 │日々いろいろ

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2014年03月29日

縁故とファンクラブ

葬儀社にとって最も重要で尊い売上はいまさら言うまでもなく

「葬儀のご依頼・受注」です。

葬儀受注の出来ない葬儀社は葬儀社と名乗ることも本来おかしく

そもそも、葬儀社として経営は成り立ちません。

フューネの葬儀売上の構成を見てみるといわゆる新規のお客様は

10%に満たないのです。

売上の構成のほとんどが私をはじめフューネの社員の身内や友人・

知人からの葬儀受注である「縁故」での受注とフューネの会員組織で

あるミウラキャッスル倶楽部の「会員様」で占められているのです。

つまり、新しいお客様が増えていないのです

新規のお客様が増えないということは将来的には売上が先細りという

結果に繋がります。これではフューネの将来がないのではという心配

をされる方がいらっしゃるかと思いますが、今のところ大丈夫です。

ミウラキャッスル倶楽部の新規会員様は年々安定して拡大しています。

そして、縁故のお客様も毎年増えています。

なぜ、縁故のお客様が増えるかというと、単純に社員が増えていると

いうこと。そして、これまで対外的なお付き合いは役員の一部しか

していなかったのですが、今は一般社員のレベルでもしっかりとして

います。例えば地域の環境美化の清掃の参加さえも参加することで

他の参加者と親しくなり、その関係が知人から友人に、そして縁故に

繋がっていくのです。




フューネという葬儀会社を安定的に経営していくカギは

「縁故とファンクラブ」の数を増やすこと

この答えを知っているからこそ私たちは自信を持って、自分の周りの

人を大切に出来るのです。

















  

Posted by フューネ三浦 at 09:03 │フューネ(会社)のこと

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2014年03月27日

フューネの社員手帳

フューネでは毎年4月1日より、一年間のスケジュールが書き込める

社員手帳を毎年この時期に社員の皆さまに交付しています。



今年のバージョン「2014年版」が完成しました。

以前のブログでもご紹介しましたが、2007年から毎年作成するようになって

今年で8冊目になりました。



手帳に関する過去記事はコチラ↓
http://fune.boo-log.com/e47913.html
http://fune.boo-log.com/e13003.html

これも毎年やり続けると本当に力になるのです。

今では毎年、多くのお客様やお取引様が4月に発行されるこの手帳の中に

ある青い冊子を心待ちにされています。





この冊子には今年のフューネの経営方針や社長の3つの目標、

並びに社員の3つの目標が書かれています。

また、その年に進むべき方向性や葬儀業界のトレンド分析などなど・・・





多くのお客様からお褒めの言葉を頂く内容ですから、わざわざこの時期に

この冊子を貰いに来られる常連様もいらっしゃいます。

もともとは社員手帳の別冊として始めたものですので外部の皆さまに公開

する目的ではありませんでしたが、あるお客様にちらっと社員手帳を

見せた時に

「これすごく良いからみんなに配りなよ」

と言われてから社外の皆さまに公開したのが始まりでした。

フューネの社員にとっても自身の掲げた目標が社外の皆さまに見られる

というプレッシャーがかかるようになってから、結果的に目標は

公約になり、その達成率は大幅に向上するようになりました。

ですから、多くの方に是非ともご覧頂きたいのです。

いつでもフューネ本社にてお配りをしています。



今ではお配りする分も入れて500冊は印刷するのですが、毎年ほとんど

すべて無くなります。

このスタイルがいつまで続くかわかりませんが、続いている間は

フューネの伝統と言える領域まできています。







  

Posted by フューネ三浦 at 08:27 │フューネ(会社)のこと

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2014年03月25日

葬儀会館の駐車場

全国津々浦々にある葬儀会館ですが、一部の大都市にある葬儀会館を

除いて無くてはならないものは駐車場です。

ご遺族・ご親族の駐車スペースの確保だけでなく、参列者の方への

駐車場の確保というものがとても大変なのです。

正直、葬儀会館にはこれだけあれば充分だという目安こそありますが、

これだけあれば満車にならないという保証のできる数字というものは

ありません。飲食店や物販の店舗の駐車場ならば、一日の内に来店客の

ピークというものはあるけれど、一日中絶えず車が出たり入ったりして

一日の総来場者数分の駐車場の確保は必要はありません。

しかしながら、葬儀会館の駐車場というのは一日のうちに使用している

時間は葬儀の一時間と通夜の一時間のみであとは大方ガラガラという

状態です。仮に飲食店や物販の店舗の駐車場ならば「満車」という

状態であったならば、お客様を逃がす結果になるにしてもお客様に

空車になるまで待って貰うことができますが、葬儀の場合はそうは

いきません。駐車場が満車だからと言って参列を止めるという方は

まずいませんし、そうあってならないから何台あっても足りないもの

なのです。




ところが最近はせっかく用意した大駐車場が満車になることが滅多に

なくなってしまいました。理由は簡単。家族葬が増えているから

なのです。当然、駐車場の維持にコストがかかる以上場合によっては

駐車場を縮小しなければならないこともあります。

フューネの葬儀会館は比較的駐車スペースに余裕のあるところが多い

ですが、今後は縮小も踏まえて整備していかなければならなくなるでしょう。



さて今、一番駐車場で困るのが家族葬専用葬儀会館の駐車場です。

家族葬で行う予定のお葬式に近所の方や会社関係の方の参列が止められな

かった時や通夜まで諸事情により家族葬から従来のお葬式に変化して

しまう時などです。

当然、家族葬のみを想定した駐車スペースしか確保していませんので

駐車場がすぐに満車になってしまいます。




「大は小を兼ねる」といいますが、葬儀会館の駐車場のバランスは

葬儀会館を経営しているものとしてはとても悩ましい問題なのです。







  

Posted by フューネ三浦 at 08:31 │フューネ(会社)のこと

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2014年03月23日

突然死

考えたくないことかもしれませんが誰もが「死」はいつも隣合わせです。

もしかしたら明日はこの世にいないかもしれない。いやほんの数時間後

にはいないかもしれないという想定は想定をしたくないですが、しなければ

いけない危険予測です。

「朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、

夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり」


といういつも「死」は隣合わせというこの人間の持つ人生の儚さを

説いた有名な言葉は浄土真宗中興の祖と言われる蓮如上人が数多く

書き残されたお手紙から、八十通が編纂された「御文章(おふみ)」

の中の「白骨の章」に書かれています。

いつ失うのかわからない自分の命だからこそ、正しく美しく生きようという

教えは世界中のあらゆる宗教に共通している命題なのです。





最近の自動車事故の中でも、運転手さんがクモ膜下出血や心筋梗塞などの

突発的な身体の変調による事由により、周りの人を巻き込む悲惨な事故が

増えてきています。運送事業者やバス事業者には国土交通省より、所属する

運転手に半年に一回の健康診断を義務付けられています。

それくらい健康上の問題で死に至る事故が目立つようになってきたのは

昨今のニュースでもご存知の方が多いかと思います。





フューネで葬儀のお手伝いをさせて頂くお客様でも事故死を含む突然死で

命を落とされる方は本当に多いものなのです。

「朝、元気だったのに」

「ほんのさっきまで一緒だったのに」


という驚きというレベルと超えた驚愕のレベルで放心状態になっている

近親者や関係者には私たち葬儀社は何もかける言葉が見つからない

のです。



突然の「死」に対応するのは葬儀社である私たちの使命ですが、

対応出来ないのが近親者です。

一人でも多くの方から突然死を防ぐには出来ることは日頃から

対策をしておきたいものです。

それでも突然やってくるから「突然死」というのです。





















 

  

Posted by フューネ三浦 at 09:24 │お葬式の知識

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2014年03月21日

とよた合同企業説明会

昨日3月20日にスカイホール豊田で行われた

とよた合同企業説明会に出展しました。

フューネが学生向けにこのような就職関連のフェアに参加するのは

数年ぶりのことです。

というよりも、リーマンショック以降、豊田市の企業が集まった

合同企業説明会というものが中止になっていました。




アベノミクスの効果もあり、自動車関連企業の多い豊田市は人出不足の感が

出ています。各社とも優秀な学生さんの確保が急務なのです。






数ある優良企業の中から、フューネのブースに訪れて頂いた皆様、本当に

ありがとうございました。

是非とも、入社試験をエントリーして頂きたいと思います。

フューネは2015年4月の新卒予定者を募集しています。

葬儀の仕事に興味のある方は是非、随時行っている会社説明会に

ご参加ください。


  

Posted by フューネ三浦 at 09:00 │イベント&ニュース

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2014年03月19日

掃除をしない

部屋のお掃除を勝手にやってくれる「ルンバ」をはじめとする

お掃除ロボットは一回使ってみると非常に便利であり、便利さ

に慣れてしまうと手放せなくなります。思えば私の身の周りのものでも

エアコンのフィルターのお掃除機能や毎朝使う電気シェーバーも

自動でキレイにしてくれる機能がついています。

掃除をすることは本来、自分の心を綺麗にすることであり、

掃除は様々な「気づき」の訓練になります。

ですから掃除をすることを面倒と考えず、実践することはとても

大切なことだと思います。そうはいってもやはり掃除をすることを

面倒だと思うのが人の心理であり、お客様の面倒くさいを取り除く

ことが「サービス」であり、企業において利益に繋がるのです。




昔から人が亡くなるとまずしなければならない葬儀の準備は「掃除」です。

病院から自宅にご遺体を安置する時に仏間の掃除、玄関の掃除、庭の掃除、

仏壇の掃除、そして時としてタンスや応接セットの移動などなど・・・

特に葬儀が発生する前は病院での看病の為に家の中が乱雑になっている

ケースが大半なのです。ですから、掃除も非常に大がかりになり、

親族総出で掃除をしなければならないケースあります。

そして、夜中に亡くなり、深夜の無言の帰宅と同時に深夜の大掃除に

2時間・3時間かかることもあり、その間にただ待っている訳に行かず、

葬儀社の社員もお手伝いをします。

このようなことが今日も日本のあちこちで繰り広げられているのです。




家人が亡くなった時に「掃除をしない」と言う選択ができる方法があります。

それは、病院から直接に葬儀会館に入ることです。

この便利さを一度知ってしまうと、わざわざ家に帰ることを次回以降お客様

がしなくなります。やはり、掃除の手間だけのことを考えても葬儀会館に

直接入ることはお客様にとって便利で楽の出来ることです。

当然の結果ですが、年々一旦ご自宅に帰る方が少なくなって、葬儀会館に

直接入ることを選択されるお客様が増えています。





前述のとおり、お客様の面倒くさいを取り除くことが「サービス」であり、

企業において利益に繋がることは間違いのない真実ですが、

「掃除をしなくても良い」という人間として良き習慣の軽視は結果的に

葬送文化の破壊にも繋がることなのです。

お客様に「掃除をさせない」という選択肢を与えたのは我々葬儀社です。

だからこそ責任があるのです。

















  

Posted by フューネ三浦 at 09:07 │お葬式の知識

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2014年03月17日

粉骨のススメ

フューネではこれまでもお骨を粉末状に加工する「粉骨」をお客様に

オススメをしています。

お骨を粉末状にする最大のメリットはお骨がお骨と分かる形で

無くなることです。粉末にすることで、お骨という仰々しいイメージを

払拭することができ、さらさらのパウダーにすることで他人に対し、

お骨の怖さを排除することができます。他人から見るとお骨は不快感や

嫌悪感をいだかせるものなのです。

通常、粉末にする時の約束事として2mm以下にするという

決まりがあります。これは過去の自然葬に関する判例からお骨を

2mm以下にすることで、「節度」もって行なえば問題ない

という見解が満たせるということなのです。

ですから、お客様から粉骨の依頼がある時は専用の機械で2mm以下の

サラサラのパウダー状にします。

こうしておけば、海に散骨することも、山に散骨することも事件性を

疑われずに実行できるのです。

とはいえ、例え海であっても好きなところに自由に撒いて良いかというと

決してそうではありません。例えばレインボーブリッジの下とか海水浴場

とかに撒くことは「タブー」です。



話が散骨の話になってしまいましたが、散骨するだけのために粉骨にする

という需要がある訳ではありません。

お骨でダイヤモンドを作成する時や、カロートペンダントにお骨を入れる

時なども粉骨をしてないといけませんが、最近では納骨堂や墓地に

納骨する条件として「粉骨」した状態を指定される場合もあります。

また、粉骨をすることによってお骨の体積が大幅に減ることにより、

納骨の際の料金が安くなるという特典もある場合があるのです。




フューネでは粉骨のご依頼に対してお骨の量に関係なく、

1回25,000円(税別)で承っています。

興味のある方は

お問い合わせはフューネ本社までお願いします。

0565-35-3535








  

Posted by フューネ三浦 at 09:06 │お葬式の知識

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2014年03月15日

葬儀屋さんと商店街

大手のスーパーマーケットの台頭により、今ではすっかり少なくなった

いわゆる町の八百屋さんというものが無くなっています。

もっとも、地方都市を中心として駅前はシャッター通りになっているところも

多数あります。

八百屋さんに限らず、いわゆる町の葬儀社さんという存在も今ではすっかり

少数派になっているのです。

町の葬儀屋さんには近所に住む人の「もしも・・・」の時に対応してくれる

安心感を併せ持つ存在価値があるのです。

お葬式が発生すると商店街で必要な物品を調達しているのも町の葬儀屋さん

の特徴です。

お花は生花店で。篭盛は果物屋さんで。貸衣装は呉服店で。

貸布団は布団屋さんで。料理は和食店やお寿司屋さんで。

お酒は酒屋さんが持ってきてくれます。


つまり、町の葬儀屋さんにお葬式の依頼が入ると商店街の各店が

一斉に潤うという効用がありました。

しかし、商店街から八百屋さんが無くなって行ったように町の葬儀屋さんの

存在も少数になっています。仮に存在したとしても、地元の商店街で

必要な物品を手配することが少なくなっています。

ある程度の規模の葬儀社になるとコストを削減するために仕入れコストの

安い仕入れ先とお付き合いをしていきますし、自社で内製化を模索して

いきます。

結果的に地域の企業や商店に落ちるお金が少なくなっていくのです。




フューネにおいても事情は前述の通りであるのですが、仕入先としては

可能な限り地元の企業を使うようにしています。

市外の仕入れ先よりも1割・2割高い値段が高い仕入れ先もありますが、

地元の企業から仕入れることもあります。

なぜならば、フューネのお客様は90%が豊田市・みよし市にお住まいの

お客様です。すなわち、地元の皆さまの支えがあってはじめて企業として

成り立っているのです。

コストカットも企業としてとても大切なことですが、地元を大切にしない

葬儀社の存在はただ、本質を忘れて暴走しているだけなのです。

葬儀屋さんは商店街とともに発展してきた歴史は忘れてはいけない

教訓です。








  

Posted by フューネ三浦 at 09:01 │お葬式の知識

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2014年03月13日

家庭と仕事

葬儀業界において年々女性の社員が増えてきているのはフューネに

限らず他の葬儀社も同じだとは思いますが、フューネにおいても

その傾向が顕著です。

今から10年前くらいにアルバイト社員も入れて男性社員と女性社員の

比率が同じになったと思ったら、現在は女性社員の比率が6割をゆうに超し、

7割に手が届いてしまうくらいの勢いです。

今後もますます増えていくでしょう。

なぜ、葬儀業界は女性社員が増えているかと疑問をお持ちの方も

いらっしゃると思いますので説明しますと、葬儀屋さんと名の

貸し物屋さんからサービス業へ変化している

からです。

端的に言えば、寺院で自宅での葬儀が年々減少して葬儀会館での施行が

増えているからなのです。

葬儀会館はホテル業と同じ「おもてなし」業であり、男性より女性のほうが

暖かみがあるからでしょう。

そして、貸し物業で無くなったことにより、重たい物品の移動が無くなり

力の弱い女性でも充分にこなせる仕事になったからなのです。





女性が中心になってくるとどうしても問題になってくることは

仕事と家庭の両立という問題があります。

一家の主婦である女性の方がどうしても家庭での担いは大きいのです。

子供が病気になり、学校に行けなくなれば、家庭を優先して仕事を休まな

なければならなかったり、仕事上で家庭を優先することが必要になって

くる場面が多々あります。もちろん企業としてはそういう事情に対応して

いかなければならないのですが、葬儀という仕事は特に施行の担当になって

しまうと家庭の緊急事態といってもなかなか家庭優先という訳にはいかなく

なります。その為、昔から葬儀社で働く女性というのは子育ての終わって

いる世代か結婚していない独身者、もしくはシングルマザーで稼ぎを優先

しなければならないという方々が中心でした。

本来であれば、小さいお子さんがいる世代に働いて貰いたいのです。

なぜならば、新卒で入社してきて積み上げてきたキャリアを無駄にして

ほしくないですし、仕事が出来る世代だからです。

もちろん、企業がサポートできるようにしていかなければなりませんが、

これからも増えるであろう女性の社員に家庭と仕事のうまく両立させて

欲しいのです。








  

Posted by フューネ三浦 at 09:04 │フューネ(会社)のこと

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2014年03月11日

絆と葬儀

東日本大震災から今日で3年。

あれからもう3年というよりは人々の記憶から震災の記憶が風化しつつ

あるのが現状であり、「忘れない」ということを継続する為には

改めてパワーのいることだと思います。

風化する記憶の一方で未だに仮設住宅で暮らす多くの被災者のことや

終息のメドどころか調査にすら入れない原発事故のことをこれからも

注視していくことが大切です。



震災から3年、この3年間は日本人の葬儀の形態が大きく変わった

3年間でした。家族葬が急速に普及し、葬儀が集団から個のものという

変化は否定できません。集団や社会的な繋がりを重要視していた頃は

喪主や家族意見だけでは葬儀の詳細は決定をすることが難しかったの

ですが、個の時代は言ってみれば喪主や家族のやりたいようにやれる

ようになってきました。他人の介入を嫌うという傾向は今後の

スタンダードになっていくことは明白です。




震災時に流行った言葉で「絆」という言葉があります。

想像を絶する大混乱の中で、人々が命を繋いだのは

地域の絆や家族の絆でした。大げさに言えば日本中はもとより

全世界の人々と絆で結ばれたような感覚でした。

昨今のお葬式を見ていると「絆」で結ばれていない人を排除する

傾向にあると思います。

これが震災以降の葬儀の価値観の変化だと考えています。




実は変化と表現しましたが、本質は

葬儀の原点回帰が起きたのです。

なぜならば「絆」という言葉そもそも、葬儀から派生した言葉なのです。

「絆」は通常「絆」という漢字で表現しますが、

「紲」「絏」という漢字も「きずな」と読みます。

文字によって字感は違うのですが、大意は「世代を繋ぐ」という

意味です。この言葉の意味を拡大解釈すれば、生と死、生者と死者、

故人と遺族を繋ぐという意味として捉えることができます。

土葬の際、深く掘った穴にお棺をおろす為に綱を持つ人たちの

「繋がり」を表す言葉であったのです。

人と人との関係を断つにはしのびない感情や結びつきが「絆」であり、

義理やしがらみを排除して「絆」で結ばれた人で行うお葬式を家族葬と

定義しても間違いではありません。




東京を中心とした大都市では家族葬は増えていますが、それと比べて

震災のあった東北地方は家族葬がまだまだ増えていません。

単に都会と田舎という問題でなく、震災時に地域の人たちと「絆」で

結ばれたことも家族葬を選択しない大きな理由になっています。

元来お葬式に参列する人は義理やしがらみにとらわれない悲しみを

共有できる人のみが参加するものです。

それがお葬式の原点であり、それを意味を解く鍵は「絆」なのです。















  

Posted by フューネ三浦 at 09:10 │お葬式の知識

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2014年03月09日

東海テレビさんの取材

先日、豊田市浄水町にある葬儀会館

「そうそうの森フューネ浄水」に東海テレビさんが

取材にお越しくださいました。







レポーターから質問を受ける形でインタビューに答えるのですが、

外でのインタビューはうまく行けば、車の音、電車の音、飛行機の音が

入り何度もやり直し。

なかなか静かなよう静かではない場所がと改めて感じました。




撮影終了後レポーターさん記念撮影。


花井りなさん

本業はモデルさんなので綺麗な方でした。



放送は東海テレビで3月22日(土)、朝6時25分から 2分弱の予定です。

朝早いですが、視聴エリアにお住まいの方は是非ご覧ください。
  

Posted by フューネ三浦 at 09:01 │イベント&ニュース

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2014年03月07日

日本にお葬式に帰ろう

ブログを書きはじめた6年前に書いた記事「喪主がいない」

触れましたが、親が亡くなった時に日本に喪主がいないケースというのは

6年の歳月を経てさらに拡張しているように思います。

喪主様はどこにいますかという質問に

「いま、南アフリカの工場です。」とか「ブラジルの工場です」

なんてことにもすっかり驚かなくなりましたが、喪主様だけでなく

その子供である孫もどこかの国にいるご家庭も多いのです。

おじ・おばも含めると親族の複数が海外にいて、日本に葬式に帰ってくると

いうケースがあります。

国際化の波は何も豊田市に限ったことではありませんが、トヨタ自動車が

170ヶ国で販売を行い、海外の生産拠点が27ヶ国55ヶ所もあり、

海外に駐在している人が2150人もいらっしゃるそうです。

これはトヨタ自動車本体の数であり、関連の企業を含めるととても多い人が

この地域から世界中に赴任しているのです。




実際にお葬式があると喪主になられる方はさすがにどうにかこうにか

帰ってきますが、孫や親戚筋の方になると帰ってはこないケースが

最近多いのです。

つまり、お葬式に参列しない人が多いのです。確かに急な訃報に接し

すぐには帰れないところに赴任をしている方も多いのですが、

帰れるならばやはり帰ってきて欲しいものです。

お葬式は有縁の方が集まるという現代社会の中ではなかなか

ないチャンスです。

これからの時代、親族も世界中に散らばっていて日本にお葬式の為に

帰ってくることがフツーになってしまうのでしょうか。

葬儀社は「日本にお葬式に帰ろう!!」

という啓蒙活動でもしなくてはいけなくなるかもしれません。

  

Posted by フューネ三浦 at 09:15 │お葬式の知識

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2014年03月05日

葬儀をしない

昔から私が葬儀社を経営しているということを知っている方から

このように言われることが度々あります。

「葬儀はいいね。結婚はしない人がいるけど、人は必ず死ぬから。葬儀をしない人はいないよね。」

冠婚葬祭というカテゴリーで考えると少子高齢化の中、ブライダル業界の

苦境から考えると羨ましく思えるのでしょう。

しかしながら、現実はちょっと違うのです。

葬儀をしない人は結構たくさんいるのです。

人が亡くなると病院から火葬場まで直接行くという意味の直葬に代表される

ように、宗教者を呼んでお葬式をしない人は年々増えています。

確かに人は必ず死ぬのですが、死んだからお葬式をするという固定観念は

今や間違いではないでしょうか。例えが適当かどうかわかりませんが、

結婚はするけど式・披露宴はしないというケースと同じです。





葬儀をしない人の中で災害や事故で行方不明になっており、行方不明後

数年も経っているのにお葬式が出来ないという方もいらっしゃいます。

その他にもお葬式をしたくても出来ないという理由をお持ちの方も

いらしゃいます。

先日、フューネに葬儀の相談に来られたお客様は7年前に亡くなった時に

お葬式をやらなくて、とても心痛いので今からお葬式をしたいのですが

というご依頼でした。

事情を聞けば、7年前に亡くなった時に献体をして亡くなってすぐに火葬を

しなかったのでお葬式をしなかったということでした。

確かにご遺体無しのお葬式は意味があるのかという疑問も持つでしょう。

しかし、お葬式をするということの意義は元来、残された人の

「心」の安定の為にするものなのです。

「悲しみを断ち切る」「死を受け入れる」

と言った葬儀の持つ役割が残された人の心にどれだけ好影響を及ぼすかと

いうことは当事者が後からしか気付くことができないお葬式の本質なのです。





葬儀のプロとして言いたいのはたとえどんなに質素なお葬式でも良いから

お葬式をすることは絶対に必要です。

そうでなければ、若い頃、結婚式をしないで結婚した夫婦が晩年になって

結婚式をしたいと望むことと同じことを葬儀でも行ってしまうのです。













  

Posted by フューネ三浦 at 09:25 │お葬式の知識

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2014年03月03日

葬場殿 内覧会 家族葬・終活セミナー

3月1日に行われた葬儀会館「フューネ葬場殿」内覧会

並びに家族葬セミナー・終活セミナーに多くのお客様が

お越しくださいました。ありがとうございました。



午前の部の家族葬セミナーでは当初ご用意しておいた椅子席が足りず、

急遽ロビーに椅子をおいて対応することに。

本当に大勢のお客様が家族葬のことを勉強しに来られました。



今回第二式場では家族葬の祭壇として今、フューネがお勧めしている

「ビューイングスタイル」の祭壇を展示しました。









ビューイングスタイルとは柩を中央に置き、柩の周りどこからでも故人の

お顔を見ることが出来、お棺を通常の子窓ではなく、上半身がしっかりと

見えるサイズの窓を用いています。

家族葬だから、お棺の周りを取り囲むように着座して式典も行うことが

可能です。

もちろん、従来の飾りのほうがまだまだ主流なのですが、お値段はほぼ

一緒なので、このような飾りを希望する方には特にお勧めしています。




普段はゆっくり館内の見学や相談が出来ない方もその日はお客様の

滞在時間も長く、色々な相談を頂きました。

近い内に次回も行います。

是非とも次回もご参加をお願いします。


  

Posted by フューネ三浦 at 09:02 │イベント&ニュース

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2014年03月01日

本日、葬場殿で家族葬セミナー・終活セミナーを開催します。



本日、3月1日(土)朝9時より夕方4時まで

豊田市若林東町の葬儀会館「フューネ葬場殿」において

家族葬セミナー・終活セミナーを開催します。」


詳しくはこちらのホームページをごらんください。
http://www.fune.ne.jp/news/entry-170.html












セミナーを受講される方はもれなくフューネのオリジナルどら焼きを

プレゼントします。



予約なしで受講できますので是非お越しください。

飛び入り参加もOKです。

また、葬場殿の内部を自由に見学頂ける内覧会も同時開催

しています。

本日、夕方4時までお待ち申しあげています。






  

Posted by フューネ三浦 at 08:30 │イベント&ニュース

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