2008年07月04日

あの世

5月の発表された統計によると

あの世の存在を信じていない人の割合は

70%を超えたという

葬儀社にとっては衝撃的な事実が発表されました。

なぜならば、昔からのお葬式の仕方というのは、「あの世」の存在があるから

成立するわけであって、70%以上の方が信じていない現状では

「今のお葬式のやり方では駄目ですよ。」

とお客様から言われているようなものです。

仏教のお葬式では亡くなった人があの世までの旅路で迷わないように

導くための「導師」の存在があり、「あの世」の存在が否定されれば、

お葬式におけるお寺様の存在意義がなくなってしまいます。

最近ではお葬儀は「家族葬でお寺さまは一人いれば十分」

と考えているお客様が増えていますが、

おそらくこのようなリクエストをされる喪主さまは

「あの世」の存在は否定しているものとおもわれます。

そもそも「あの世」とは仏教でいえば浄土のことです。

浄土とは如来さまが住んでいる清められた聖域のことです。

〔如来=悟りの開いたもの〕

実は如来さまの数だけ浄土の存在があることはあまり知られてていません。

よく、温泉などにつかりあまりの気持ち良さから「極楽、極楽」

と言ったりしますが、

正確には阿弥陀如来が支配している浄土を極楽浄土といい、

「極楽」はそこからきています。

「あの世=極楽浄土」だと思っている方が多いですが、

例えば薬師如来が支配している浄土を瑠璃光浄土といいます。

極楽浄土は西の果てにあるといわれ

瑠璃光浄土は東の果てにあるといわれています。

ですから極楽浄土のことを西方浄土ともいいますが、

なぜ、こんなに浄土=極楽浄土になったかというと

あの世までいく行き方を明確に示しているのが極楽浄土だけなのです。

その方法とは「南無阿弥陀仏」とお念仏を唱えること

ですから、浄土宗・浄土真宗のお葬式では

残されたご遺族がお念仏をとなえるのです。

「どうか、お浄土までの旅路が安らかでありますように」

今までのお話「あの世」の存在を信じていない方にはどうでも良いお話でした。


  

Posted by フューネ三浦 at 08:51Comments(6)TrackBack(0)お役立ち記事