2008年01月14日

輿に担がれて

曹洞宗大本山の貫主さまがお亡くなりになられました。

ご冥福をお祈りします。

106歳まで生きられた貫主さまの密葬の記事が

1月12日付の中日新聞朝刊に掲載されていました。



密葬で750人とは大変な葬儀でありますが、

29人のお弟子さんに担がれての出棺風景の写真に目が止まりました。

最近ではすっかり見る事が無くなった本来の葬列で現代では

大変貴重な儀式です

昔は柩を担いでお墓や火葬場まで行ったのです。

柩を担ぐ際に輿をつくり輿を担ぐ。

輿(こし)とは本来人を乗せる、屋形の下に2本の轅(ながえ)をつけた乗り物。

昔、結婚する時、嫁を輿に乗せて婿の家まで運びいれたことから

今でも結婚することを「輿入れ」といいます。

また、輿に神様を乗せて街を練り歩くものを

「神輿」(みこし)といいますね。

やがて、自動車の普及に伴い自動車に輿を自動車に乗せたのが

宮型霊柩車です。

現在も宮型霊柩車を重宝するのはこの輿を担ぐ習慣からです。

フューネのグループ会社のゼロナイントヨタにも

宮型霊柩車が1台存在します。

これはフューネグループの至宝の一台



ベンツSクラスに輿を載せ、プラチナ箔でコーティングされた

プラチナ仕様です。

よく見かける金箔仕様の霊柩車より品格のある霊柩車です。

霊柩車の制作費は1台なんと3000万円

私の住んでいる家より高い。

もしもの時は是非、ご利用ください。ご利用1回に付税込84000円です。

ちなみに「棺」「柩」の違いはご存知ですか。

ご遺体が入っているのが「柩」で入っていないのが「棺」だそうです。

もっとも、私自身あまり意識して使いわけはしていませんが。







  

Posted by フューネ三浦 at 08:07 │役立つ雑でない雑学

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